検索窓
今日:24 hit、昨日:18 hit、合計:48,035 hit

Blue_8 ページ9

そんな毎日が1週間経ったある日のこと。




「 ほら!誘っちゃいなよ〜 」

「 え〜でもいきなり変じゃないかなあ、 」




お店の外でコソコソと話している女の子2人組。
彼女達がチラチラと見ているのは、もちろん飛貴くんのこと。

当の本人は全く気付く様子もなく、ニコニコと接客している。

はあ、、今まで2人っきりでお店やって、勝手に余裕ぶっこいちゃってたけど、あんなにかっこよくて優しい彼なら、いつ彼女が出来てもおかしくないんだよなあ、なんて。




雄「 すぐにサボろうとすんな 」




と、そんな私の元に現れたのは、飛貴くんではなくて、またあいつだ。
ゲンコツまで食らわせてきて、絶対私のこと女とも思ってないのだろう。




『 痛っいなあ、暴力反対! 』

雄「 口じゃなくて手動かせ
ほら、これ持ってけ 」

『 はあ?自分の仕事は自分で……__________ 』




那須が私に渡してきたのは、在庫切れのメニュー表で。




雄「 早く渡さねえと注文入っちまうぞ 」

『 あ、うん… 』




私は彼に何も言い返せずに、飛貴くんが列整備をする店の外まで走った。




『 飛貴くん、あの…… 』

飛「 ん?どした? 」

『 これ、今日売り切れの物だからチェックお願いします 』




さっきの女の子達の会話が気になってモヤモヤしたまま、なんだか気まずくなってしまう。




飛「 あ、ありがと 」




これ以上話したら変なこと言っちゃいそうで、すぐに中に戻ろうとしたら、その手を掴まれて。




飛「Aちゃん、何かあった? 」

『 へっ? 』

飛「 なんか元気なさそうだから 」

『 いや、平気だよ? 』

飛「 本当に?きつかったら休んでていいからね? 」

『 あ、ありがと… 』

Blue_9→←Blue_7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定タグ:美少年 , 浮所飛貴 , 那須雄登   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2021年7月15日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。