Blue_35 ページ36
『 あーーーもう!わかんない!!! 』
雄「 なんだよ、うっせぇな 」
『 那須は好きな人いないの? 』
雄「 そういうのはどうでもいい 」
『 ほんと冷めてんね 』
雄「 お前みたいにいちいち振り回されたくないんで 」
『 あーもう!一言多い!うるさい! 』
雄「 うるさいのはお前な 」
一瞬、何が起きたか分からなくてフリーズ。
那須の手が強引に私の口を塞いだのだ。
突然のことに驚きを隠せないまま、じっと那須を見つめる。
雄「 早く帰んぞ 」
今度はちゃんと歩幅を合わせてくれる那須。
え、どういう風の吹き回し?
『 何があったの? 』
雄「 は? 」
『 那須が優しいなんておかしい! 』
雄「 置いてかれたいの? 」
『 嘘です!!うそうそ!! 』
またスピードを上げる那須を全力で追いかけた。
あと1週間。私は君に何が出来るだろう。
好きだ、と溢れ出す想いは伝えられるのだろうか。
『 今日は特別にプリンあげるね 』
雄「 俺、別にプリン好きじゃない 」
『 一緒に食べるのー! 』
那須の隣は居心地がいい。
着飾らなくてもいい、素の自分でいられるから。
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作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2021年7月15日 18時