episode.45 ページ48
. (裕太side.)
『え?別れたの???』
慧が告白した内容に驚きを隠せないのと
思わず大声を出してしまった自分にびっくりした
「どうしたの慧、何があったの?」
驚きつつも冷静なガヤに対して
「あ・・・、いや、なんて言うかその・・・・」
今まで見た事ないぐらい言葉に詰まる慧
『あんなに好きだったじゃん』
「Aの事、嫌いになった訳じゃないんだ・・・」
『だったら何で・・・・』
「Aってさ、誰にでも気を使って
自分の意見は言わずに人にばっかり合わせるんだ。
それは俺といる時も一緒で自分の意見はあまり口にしない。
何かあっても全部一人で塞ぎ込んじゃうんだ」
「正直、それがちょっと嫌だったんだ・・・
俺、頼りにされてないのかなって・・・・・」
「でも6年でしょ?2人付き合ってたの」
『そうだよ、そんなに長く一緒にいたんなら
話し合いでなんとかなったんじゃないの?』
「別れた理由はそれだけじゃないんだ・・」
そしてまた言葉に詰まる
「・・・2人とも何でAが本店から北店に移ったか知ってる?」
「あ・・・・・」
何かを察したのか
慧から目の前のグラスに視線を移したガヤ
『え、なに?
スキルアップの為じゃないの?』
「俺も本人からそう聞いていたし ずっとそうだと思ってたんだ。この数ヶ月前までは・・・・・」
『別の理由なの?』
「・・・・・・」
慧はまた黙り込んでしまった
「嫌がらせ」
『え?』
「一ノ瀬さん慧の同僚から嫌がらせ受けてたんだ。
それであの日、真っ暗な部屋で一人に閉じ込められてたんだ・・・・・・」
『ガヤ知ってたの?』
「ああ、実は・・・」
ガヤは思い出すようにゆっくりと話し出した
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年5月26日 13時