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私と悟と傑は夜蛾学長に緊急呼び出しされた
夜蛾「数年前、お前たちの任務で現れた特級呪霊のことは覚えているか?」
傑「呪霊を何体も出してくる挙句、あの両面宿儺と関わりがある呪霊ですよね?」
夜蛾「そうだ。そして1番厄介なのが、そいつらがAを狙っていると言うことだ。」
悟「なんであいつらはAを狙うんだよ」
夜蛾「あの御三方の次に由緒正しいことで有名なのが八神原家だ。それはお前たちも知ってるな?
八神原の家系の1人が昔、村の人々を守るため止むを得ず人質になりそのまま生贄にされた事があった。
その生贄から力を奪い、呪霊の力が倍増し村の一つが滅びそうになったが1時間ほどで効き目は切れ、当時の八神原家の当主のてによって呪霊を祓うことができた」
傑「1時間…?しかしあの時、片黒とか言うやつは人間界を支配するみたいなことを言っていた気がするが…たった1時間じゃそうそう無理な話じゃないか?」
夜蛾「いいところに気づいたな、傑。昔生贄になった家系の人は呪力が全くない、ほぼ非術師に近しい人物だったそうだ。
そこで呪いたちは学び…或いは考えたのだろう…当主に近い存在の人物ほどより効果が出ると。」
A『そしてある有名な巫女様が命懸けで呪霊の中を覗き、我々の予想は的中していると告げて、そのまま呪われ亡くなられた…らしい』
夜蛾「これらをごく一部の上層部の人間、あとは八神原家の人間はその話を代々伝えられてきた。いつその事を知ってる呪霊たちが現れるかわからないからな。」
悟「それでたまたま俺らが出会ったのがあの特級呪霊だったってわけね」
夜蛾「そう言うことだ。これは想像に過ぎないんだが、あの時の特級呪霊はまだ未完成の部分があったからAには勝てなかった。
そして最近同じような残穢が立て続けに発見されているそうだ。
もしかしたら前と同じ特級呪霊がAを襲いにくるかもしない
…だからお前たちでAを全力で」
傑「言われなくても私たちでAを守りますよ。大事な仲間なんでね」
悟「生贄になんてさせるかよ」
A『2人とも…ありがとう…』
夜蛾「私もお前たちを守るため最善を尽くすつもりだ。だがくれぐれも用心するんだぞ」
そしてこの事は校内でも発表され、皆がこれから起こる出来事を知ることになった。
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片黒「ふふふ…そろそろ宿儺様もお目覚めになられるころ…我々の時代が幕を開ける!」
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作者名:おもち | 作成日時:2023年12月15日 23時