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恵side
?「気になるならあそこにある神社に行くといいよ。結構有名でね」
恵「神社が有名?初めて聞いたな。確かこの町は食べ物が有名って…」
なんなんだこの変な違和感は?
A『……恵、神社行くわよ』
恵「はい」
Aさん完全に仕事モードに切り替わってる。本当すげーよそう言うところ…
彼女は勘も鋭い人物だ。真面目モードになるって事は戦いの始まりの知らせでもある(と俺は勝手に思ってる)
A『ところでお爺さん…ってあれ?いない…!?』
恵「一瞬で消えた!?やっぱりあの人ただもんじゃなさそうですね」
A『結構厄介なやつかもね』
恵「どうでもいいんですけどさっきの人、お爺さんなのかおじさんなのかよくわからない口調でしたね」
A『やっぱ恵も気になってた?うけるよねー(笑)』
・・・・・・・
神社に到着した。が特に何も感じない
とても清らかな空間だ。空気も澄んでておいしい
恵「呪力も何も感じないですね…」
A『………』
恵「Aさん…?」
急に彼女がぼーっとしていて、声をかけても返事がない
すると凄まじい呪力が俺たち2人を襲う
ゴォォオオオオオオ
A『……に…げて…!』
彼女は明らかに誰かに操られている様子に気づいたがもう手遅れだった
俺のことを思って精一杯振り絞って声を出した瞬間、俺たちは薄気味悪い闇に囲まれていった。
さっきまではお昼で明るかった神社が一気に夜へと変わったかのように。
Aは御神木の根元で気絶している
俺からはだいぶ距離があって守りに行けない…どうすれば…
?「ははははは!こんな簡単に"姫君"が手に入るとはねえ。片黒も腕が落ちたものだ。いや、俺が強いのか?ふははは」
なんなんだこいつ…待てよ、片黒って確かこの間学長が言ってた呪霊の話の?…てことはそいつの仲間なのか!?
?「さっきの爺さん、なかなかに演技がよろしかったでしょう?」
恵「…口調がところどころ違和感あったけどな」
?「ちょっと小生意気な小僧だわね!!まあいい。俺の名前は雷伯(らはく)だ。らはくん❤︎はくくん♡どちらでも好きなように呼んでくれたまえ」
誰が呼ぶかよ…
恵「玉犬!」
雷伯「ほぅ…この俺とやり合おうって言うのか。いい度胸をしてるな君。でも先に俺じゃなくて周りにいる奴らから倒した方がいいんじゃないかな?」
いつの間に呪霊がこんなに沢山?!
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作者名:おもち | 作成日時:2023年12月15日 23時