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中に戻るとドラケンがおじいちゃんの前に座っていて。


ドラケン「エマさんを好きでした。

申し訳ありません、彼女を守れなかった。」


そう頭を下げるドラケン。


祖父「そうか、オマエも好いとったか
アイツもきっと浮かばれる」


私はただ静かにその場に立っていた。


皆が帰ろうと部屋から出ていく時も、


ジッと。


ドラケン「A」


「なぁに?」


ドラケン「帰んねぇのか」


「......そうだね、六本木の家にでも帰ろうかな、

あぁ、もしかしたらお父さん迎えに来てるかも」


ドラケン「そうか、

無理、すんなよ」


「はは、わかんない」


マイキーに声をかけようと思ったが、エマの前で静かに座っていて。


祖父「A」


「おじいちゃん、」


祖父「マイキーを頼んだぞ」


「!うん」


ドラケンと一緒に外に出るとお父さんの車がいて。


「ドラケン、乗ってく?」


ドラケン「いやいい、」


「そっか、」


ドラケン「一人で抱え込むなよ?」


「みんな心配性だなぁ。

大丈夫だよ、.......でもまぁ、もしかしたら学校のことで心配かけるかも」


ドラケン「はぁ?」


「ま、取り敢えず帰るね。」


車のドアを開けて乗り込む。


ドラケンに手を振って。


父「大丈夫か?」


「大丈夫だよ」


父「親友だったと聞いてるが、」


「......親友だったし、あの子以上の友達はもう居ないだろうね。
でも私以上にお兄ちゃんだったマイキーも、エマのことを好きだったドラケンも、私以上に辛いと思う。」


手の届くところで、失ってしまった。


マイキーは辛いだろう。


父「マイキーくんが心配だな」


「.......私が死んでいたら多分マイキーは直ぐに堕ちていただろうね。」


死んでたら敵も味方も関係なしに暴れてしまうかもしれない。


「高校に進んで、大学卒業までは真面目にするけど、それ以降は私はマイキーに着いていく。

どんなところでも、」


.

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美海(プロフ) - れなさん» ありがとうございます!完結は必ずしますのでよろしくお願いします! (2023年2月22日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - なゆゆんさん» そう言ってもらえて嬉しいです🥹更新ゆっくりですが楽しみにしててください! (2023年2月22日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく、すごくすごく大好きです。色々と考えさせられる本当に素敵な作品だなと思いました。それに文才が天才すぎます、、時間ある時にまた更新していただけると嬉しいです。完結までついていかせてください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
なゆゆん - クロスオーバーってだけでも難しいのにどれもめちゃくちゃ面白いです!どんぐりつけ麺ってドラケンが言ったのめっちゃシュールすぎて笑えました!! 更新すっごい楽しみーーー!! (2023年1月29日 17時) (レス) @page34 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ふゆなさん» ありがとうございます! (2022年12月8日 20時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美海 | 作成日時:2022年11月29日 22時

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