. 東卍メンバーさんE組になりました ８

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律にありがとう、とお礼を言って消してもらう。


赤羽｢だからこっち来たってわけか｣


｢そう言うこと。｣


マイキーやドラケンは心配しなくていいだろう。


隊長達が心配だ。


何せあのS62世代が居る。


そいつらは多分隊長達を狙っているだろう。


律｢Aさん、！｣


律がまた画面に防犯カメラを映し出した。


そこに映っていたのは蘭と竜胆の姿。


近くには隆が倒れていて。


｢っ.........やっぱりいた、｣


見るに堪えない状況で、私は目を逸らす。


今からでも行った方がいい？


でも制服じゃあどうしようも出来ない。


蘭と竜胆を前にして、私は二人を相手できるだろうか。


今の覚悟じゃ、無理だ。


二人も私とぶつかりたくないから、わざわざ連絡をして教えてくれようとしていたのだろう。


中村｢ねぇ、他もやばいって、｣


渋谷中が喧嘩で溢れかえっていく。


律｢今、確認できるだけで10以上で喧嘩が起こっています｣


休日の人が多い時間。


周りに迷惑がかかってしまう、


ここから行ってももう意味が無いかもしれない。


でも行かないよりかは、


赤羽｢Aちゃん、行こうとしてないよね？｣


｢なんで、｣


赤羽｢ダメだよ、行ったら｣


｢仲間がこんなことになってるの見たら行くしかないでしょ｣


赤羽｢今のAちゃんは“椚ヶ丘中学校”の灰谷Aだよ

推薦入試終わりのその制服姿で喧嘩の場に行ったら？

ただでさえ、椚ヶ丘は知られている。
休日の人の目に着く喧嘩。
ましてやその容姿。

推薦なんてなかったことになる｣


｢そんなのっ........

そんなのわかってるに決まってる！！！

........私が一番わかってるよ、
だからここに来たって言うのに、｣


副総長と言う立場なのに、


助太刀にも行けない辛さ。


自分の将来が大事だととてもわかっている。


東卍のみんなも、私が行けば怒るだろう。


でも、私はまだ仲間を見捨てるほど腐ってない。


だからこそ、


この光景が、一番辛い。



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