. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

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組織の裏切り者の始末にバーボンとある船上パーティーに来ている。


パートナーとしてエスコートをしてもらいながら船内を歩いていると、前を走り抜けた男の子を見て驚いた。


｢.......え、｣


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ｢どうかしましたか？｣


｢今の子、｣


そちらを見ると楽しそうに鬼ごっこをしている少年探偵団の皆がいた。



園子｢ガキンチョ共！走り回ったら危ないでしょ！！！｣


ﾗﾝ｢あれ？安室さん？｣


私はバーボンの腕に添えていた手を離し、違う場所に行こうと振り返る。


ｺﾅﾝ｢あれ？佐野さん？
なんで安室さんと？｣


そこにコナンくんがいるとは思わないだろう。


安室｢コナンくん、悪いね彼女は僕の依頼人なんだ｣


ｺﾅﾝ｢依頼人？

前の人は？｣


安室｢仕事がどうしても外せないみたいでね｣


私はニッコリと笑う。


｢安室さん、私部屋に忘れ物をしたので取りに帰りますね｣


そう言ってその場を逃げるように歩いていく。


ｺﾅﾝ｢ねぇ、お姉さん｣


着いてきていたのか、コナンくんが後ろに立っていた。


｢！｣


ｺﾅﾝ｢なんで太腿に銃なんか入れてるの？｣


この子に隠し事はできない。


だが巻き込むこともできない。


手荒だが、仕方がない。


私はコナンくんの手を取って、人気のないところに行く。


コナンくんの目線にしゃがみこみ、壁に押し付け、銃を額に当てる。



｢貴方をこうするため、って言ったら？｣


コナンくんは此方をジッと見てくる。


ｺﾅﾝ｢......Aさんはそんな事しないよ

だって警察だもん｣


私は目を見開く。


降谷さん、話したのか？


ｺﾅﾝ｢この間、ポアロに羽宮さんが来た。

橘さんにタイムリープのことを聞いたって。




........探してたよ、Aさんのこと。

心配してた。｣



｢私や橘くんの記憶にはあるけれど


コナンくんや一虎、


安室さんの記憶に私が警察だった頃の記憶はない。


いくらタイムリープを信じたとしてもそれが嘘だったら？
私は貴方が思うほど優しい人間じゃない。


裁かれなければいけない犯罪者だ。





........警察じゃない私はここででも殺すことが出来る。



前の現代で私が警察じゃなければ、

今ここで殺して海に投げ捨てていた。


探偵ごっこは程々にしておきな｣


私は銃を下ろしてコナンくんを解放した。


ごめんね、コナンくん。


今は貴方に優しくなるような立場じゃないの。



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