. 前世の婚約者は今世で学校の先生になっていた。【煉獄杏寿郎】

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放課後、帰ろうと校門に向かって歩いていると徳田少女！と声をかけられた。


この呼び方は、


｢きょ、.......煉獄先生

どうかしましたか？｣


煉獄｢いや、今日の昼の事なんだが｣


聞かれて、た？


煉獄｢何か悩んでいるのであれば私も話を聞くぞ？｣


貴方のことで悩んでいるんです！！！なんて言える訳もなく。


｢ありがとうございます。

お気持ちだけ受け取らせていただきますね｣


ヘラッと笑う。


煉獄｢本当に、｣


｢大丈夫ですから
ご心配なく

それより煉獄先生、千寿郎くんはお元気ですか？｣


煉獄｢む！弟と知り合いか！｣


｢えぇ、とても似ていらしてるので驚きました｣


煉獄｢そうか！
千寿郎は元気にしているぞ！｣


｢そうですか、良かったです｣


ニッコリと笑うと校門の方から私を呼ぶ声が聞こえた。


｢！お兄ちゃんだ、

すみません、兄を待たせているので失礼します｣


煉獄｢うむ！また明日！｣


｢はい、さようなら｣


頭を下げて早足で校門から出る。


そこで待っていたのは私の兄、童磨だ。


童磨｢おかえり！｣


ギューッと抱きしめてくる兄。


兄と言っても義兄だ。


両親が再婚し、現在のお父さんに着いてきたのが此奴。


今では本当の妹のように可愛がられている。


嬉しくないが。



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