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童磨とは私が小学六年生の時に、両親が再婚した。
無限城で伊之助達と相手をしたため覚えていて。
でも昔とは違い家族がいて、人間で、
普通のお兄ちゃんとして接してくれたから、私も気にせずに兄妹ととして関わって生活を送ってきた。
お母さんとお父さんは私達が前世で殺し合いをしていたなんて知る由もない。
ただ仲のいい兄妹だと思っているだろう。
昔のことを取り除けば確かに傍から見れば仲の良い兄妹だろう。
童磨が大学生になって、家にいる時は殆ど学校に迎えに来てくれたし。
今だってそう。
相談だってする。
一緒に買い物にだって行く。
童磨「俺の事好きになってくれたらいいのに」
ハンドルを握る童磨の口からそう聞こえた。
「え......?」
童磨が私をここまで大事にしてくれたのは、
優しくしてくれたのは、
童磨「俺、Aの事好きなんだよね。」
「う、そ......」
私のことが好きだったからと言うこと?
童磨「両親が再婚だったら兄妹でも結婚できるんだよ、
それなのにAはあの人ばっか」
「なんで、妹としてじゃ、」
童磨「妹って関係だけでこんなことずっとしないって。」
「......ごめん、直ぐに返事は出来ない」
童磨「あ、返事してくれるんだ」
「え、いらないの?」
童磨「いや、いるけどさ、
直ぐに断られるかと」
「まだ頭の整理ができてないって言うか、」
童磨「ゆっくりでいいよ、
考えてくれたら嬉しい」
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rengoku - キュンキュンしまありがとうございました!新作の投稿お待ちしてます!! (2020年11月8日 1時) (レス) id: 31d78d83ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki - すごく感動できました!丁度暇でして!やっぱり推し好きw暇もつぶせましたし、とても楽しかったです!! (2020年11月1日 18時) (レス) id: 263969285e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 新作ありがとうございます(?)!更新頑張ってください!! (2020年8月22日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2020年8月21日 21時