. 前世の婚約者は人気アイドルの我妻くん ２

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善逸とそんな約束をしてから二週間後、当日。


我妻『ほんっとにごめん！！！』


｢いやだからいいって｣


我妻『いやでも！！』


｢急に仕事が伸びるのは仕方ないでしょ？｣


夕方待ち合わせの場所に行っても善逸が来ないため、連絡をしたら仕事が伸びて夜までになったと。


我妻『ほんっとごめん.......

絶対埋め合わせするから！』


｢はいはい、それじゃあ頑張ってね｣


我妻『あ、ちょ！！』


善逸が何か言おうとしたが私はブチッと電話を切る。


駅前で溜息を着く。


｢帰ろ｣


私はそう呟いて家に向かって歩き出す。


結構楽しみにしてたんだけどな。


伸びたのは仕方がない。


私も面倒臭い女にはなりたくないからあまり言うつもりは無い。


｢でも、｣


やっぱり行きたかったなぁ。


私はそう思いながらドボドボと帰る。


夢の国だからオシャレだけれど動きやすい格好もしたし、


いつもより髪型も頑張った、


メイクも少しだけ濃くした。


だからこの姿を善逸に見てほしかったんだけどな。


俯いて人を避けながら歩いていると誰かに肩を叩かれて。


振り返ると禰豆子ちゃんとカナヲが居た。


｢！二人ともどうしたの？｣


ｶﾅｦ｢ご飯食べに行く途中なの
そしたらAが前歩いてたから｣


禰豆子｢良ければ一緒に行きませんか？

.....あ！そんなにオシャレということは今からデートでしたか？！すみません｣


｢いや、大丈夫

ドタキャンされたから｣


あはは、と笑うと二人に腕を捕まれて。


ｶﾅｦ｢詳しく｣


禰豆子｢聞きますからね！！｣



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