. 前世の婚約者は人気アイドルの我妻くん ２

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竈門｢よし、善逸！
一発頭突きをさせてもらう！｣


退院して炭治郎達と会ってから仲直りしたと伝えた。


炭治郎も禰豆子ちゃんも怒りを込めた笑みを浮かべていて。


玄弥｢まぁまぁ、｣


｢あ、止めなくていいよ

頭突き入れてもデコピンされても文句言わないって約束してるから｣


玄弥｢そんな約束したのかよ、｣


｢そりゃあするでしょ｣


善逸が炭治郎に頭突きされているのを見て笑う。


｢自業自得｣


ｶﾅｦ｢でも良く許したね｣


｢何も無いって言ったからね。

次したら許さないって言ってる。｣


禰豆子｢でも別れなくて良かったです。

本当に辞めちゃうと思ってました｣


我妻｢いたた......

え、辞めるってどういう事？！｣


｢善逸と別れたらテレビに出るの辞めようって思ってたんだよ｣


我妻｢うっそ？！

辞めないでよね？！？！｣


｢辞めないって

別れたら辞めるけど｣


我妻｢別れないからぁぁぁぁあああ！！｣


うるさ、と耳を塞ぎたくなる。


善逸は柱の人達に説明をしていたがしのぶちゃんや宇髄さん、不死川さんに怒られて涙目になっていた。


善逸の熱愛報道は少しの間騒がれていたが、善逸の事務所が何かをしたのかいつの間にか報道されなくなっていた。


ドラマの方はあの報道で当分延期らしい。


私の方は報道はされたものの詳しいことは発表していない。


ｶﾅｦ｢そう言えば退院してから体調は大丈夫なの？｣


｢うん、律が毎日ご飯持ってくるからね。

食べないと怒られるし。
大学の方の課題もきっちりしてたけど適当でいいかなって｣


玄弥｢ま、卒業できるならそれぐらいでいいだろうな｣


｢そーそ｣


腕を上げて背伸びをする。


｢私はそろそろ帰ろうかな｣


禰豆子｢え、もう帰っちゃうんですか？！｣


｢仕事後回しにしてるし明日生放送するつもりだからさ〜｣


スマホをカバンに入れたり帰る準備をする。


玄弥｢善逸、送ってやれよ｣


我妻｢え？うん｣


｢遠慮するわ

流石に熱愛報道出たばっかの人と歩きたくない｣


私は笑いながらそう言う。


伊之助とカナヲは珍しくケラケラと笑って。


善逸はそんな、と落ち込んでいた。


｢そもそも熱愛報道出たばっかなんだから近くに記者いるのは確実でしょ｣


玄弥｢確かに

善逸よりよっぽど大人だな｣


｢当たり前じゃん｣


我妻｢酷くない？！｣


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