. 前世の婚約者は人気アイドルの我妻くん ２

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私達が喧嘩していると耳に挟んだ皆が心配の声を掛けてくれる。


炭治郎達は勿論カナヲや禰豆子ちゃんは夜に飲みに行こうと誘ってくれて。


忙しいため断るしかないのだが。


仕事帰りに街を歩いていると煉獄さんと宇髄さんが居酒屋に入ろうとしていて。


煉獄｢む！Aじゃないか！｣


｢お久しぶりです〜｣


宇髄｢ぶっ！！
お前地味に隈作りすぎだろ！｣


｢最近忙しいので｣


ふぁあと欠伸をする。


大学の課題を終わらせるには睡眠時間を削らなければならない。


宇髄｢それにただでさえ痩せてんのにまた痩せたな。

何か食ってんのか？｣


｢最近は十秒チャージとかで済ませてますね｣


煉獄｢それは体を崩してしまうぞ！｣


｢今食べてる時間がないくらい忙しいんですよ〜

まだ大学の課題あるんで失礼しますね｣


そう帰ろうとすると前から仕事終わりの善逸が歩いてきて。


喧嘩しかないためここ数日連絡を取っていなかった。


向こうも私に気がついて。


我妻｢忙しいって言いながら俺とは別の人とは会うんだ｣


｢は？｣


宇髄｢おいおい、善逸？｣


我妻｢忙しいって嘘なんじゃないの？｣


｢いい加減にしてよ、

なんで忙しいって嘘つかないといけないのよ｣


外のため私も善逸も声量を抑えている。


それに宇髄さんと煉獄さんがいる為人目にはつかないだろう。


我妻｢今の状況でどう嘘じゃないって言うんだよ｣


宇髄｢二人とも一旦落ち着け｣


煉獄｢うむ！落ち着いて話さなければすれ違ったままだぞ！｣


我妻｢Aと話してるんです、｣


｢ちょっとそんな言い方ないでしょ｣


腕を組んで言い返そうとするとポケットに入っていたスマホの電話が鳴って。


私はスマホを出して電話に出る。


｢はい徳田です。

あぁ、お疲れ様です。｣


取引先からの電話で。


｢今からですか？
大丈夫ですよ。
三十分ほどかかりますが其方に向かわせていただきますね、
失礼します｣


先方が電話を切ったのを確認してから電話を切る。


｢仕事が入ったのでこれで｣


我妻｢まだ話は終わってないよ？｣


｢仕事が優先に決まってるでしょ？｣


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