. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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少しして杏ちゃんが離れて。


｢付き合ったけど卒業してすぐには結婚しないの？｣


お茶を一口飲みながら杏ちゃんを見る。


煉獄｢なるべく早い方がいいな！
だが3月31日まではキメツ学園の生徒！4月にならないと出来ない！｣


｢あーそっか。｣


卒業しても3月まではその学校の生徒なのか。


煉獄｢だが俺は早くAを俺の名で縛りたいがな！｣


｢馬鹿。｣


私は小さく笑ってお茶を飲み干す。


煉獄｢そうだ！風呂はもう沸いてある先に入りなさい｣


｢え、後でいいよ｣


煉獄｢俺はまだ仕事があるからな｣


｢分かった
タオルはあるの使っていいの？｣


煉獄｢あぁ！好きに使ってくれ｣


私は椅子から立ち上がってお風呂に行こうとするが途中で思い出す。


｢あ〜、杏ちゃんメイク落としとかないよね？｣


煉獄｢メイク落としならあるぞ！｣


杏ちゃんはゴソゴソと棚からメイク落としを取り出した。


｢.....え？
な、なんで？｣


メイク落としを受け取ると杏ちゃんは笑って。


煉獄｢何か勘違いしているようだが宇髄がこの間泊まった時に忘れていったものだ！｣


｢なーんだ宇髄さんか.....ってその歳でお泊まりしてんの？｣


げぇ、と目を細めて言うと私の頬をムニッとつまんで。


煉獄｢俺の家で飲んでそのまま泊まっていったんだ、
彼奴は日頃からメイク落としを持っているようでな｣


｢へ〜、｣


杏ちゃんは数回ムニムニとしてから手を離して。


煉獄｢赤くなってしまったな！｣


｢別にいいよ、
お風呂いただくね〜｣


煉獄｢あぁ！｣


私は脱衣所に行って鏡を見ながらメイクを落とす。


括っていた髪を解き、服を脱いで洗濯機に入れる。


籠の中には杏ちゃんが用意してくれた服が入っていて。


流石に下着はない為一日着ていた物を使うことに。


お風呂のドアを開けると熱気で少し熱かった。



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