. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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もし関係を知らない人にバレてしまったら私だけではなく杏ちゃんの職が危ない。


煉獄｢A、それでも良かったら俺と付き合ってくれ｣


杏ちゃんなりの決心なのだろう。


だけれどバレた時が一番ダメ。


｢杏ちゃん、私は今の関係でもいいんだよ
記憶のなかった時には杏ちゃんにずっと我慢させてきたんだから今度は私が我慢する番だよ｣


煉獄｢記憶のなかったのは仕方の無いこと、
お互い記憶があるのだから我慢するしないの問題じゃないだろう？

お館様は理解してくださっている。
もしバレてしまっても重い処罰はないだろう｣


｢でも私はまだ高校生なんだよ、
杏ちゃんはもう大人。

私は杏ちゃんの隣には｣


杏ちゃんの隣には似合わない。


そう言いたいのに言いたくなかった。


杏ちゃんは椅子から立ち上がって私の隣に来る。


杏ちゃんの方を向いてしゃがむ杏ちゃんを見下ろす。


煉獄｢A、俺はどんな女性が近寄ってきてもA以外には考えられない。

君の悲しい顔も見たくない、
もちろん竃門少年たちの口からも聞きたくない。

俺の傍に居てくれないか？
俺のそばに居るのは嫌か？｣


杏ちゃんは私の手を握って言った。


｢嫌じゃない、そばにいたいよ......！！｣


私はギュウッと抱きつく。


杏ちゃんも背中にてを回して。


煉獄｢よかった！｣


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