. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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友達に杏ちゃんとの事がバレた修学旅行から早一ヶ月。


二学期が終わりお正月となった。


友達は相変わらず相談に乗ってくれてとても心強い。


杏ちゃんとの気まづさは無くなったが前ほど話すことは無かった。


家に行くこともなければ連絡することも無い。


付き合っているのか分からないほど。


童磨｢なに考え込んでんの｣


｢別にぃー？｣


童磨｢ほら、海行くんでしょ｣


今ハワイにいる。


童にぃの親の所に来ている。


本当なら私の親と来るのだが仕事が入ったため私は童にぃと来た。


日本とは違って暖かい。


｢あー、いくいく｣


サンダルを履いてふぁあと欠伸をする。


童磨｢また炎柱のこと？｣


｢ううん、違うよ｣


童にぃと部屋を出てリビングに行くとおばさん達がカタカタと仕事をしていて。


叔母｢海行くの？｣


童磨｢うん、夕方までには帰ってくる｣


叔父｢気をつけるんだぞ〜
童磨、Aちゃんを危ない目に合わせるんじゃないぞ｣


童磨｢ははっ、分かってるよ
A、スマホ持った？｣


｢うん、持った｣


私はスマホを見せると童にぃがカバンを持ってくれて。


童磨｢じゃ、いってきまーす｣


｢いってきまーす｣


童にぃと家の外に出る。


海からは少し離れているが立地は多分ハワイの一等地。


自分で言うのもなんだが前世の影響からか中々良い家柄だ。


すぐに近くのビーチに着いて。


さほど有名ではないビーチだが近所の人で賑わっている。


童磨｢日焼け止め塗ってる？｣


｢塗ってるよ〜、｣


童にぃが引いてくれたレジャーシートの上に座る。


日本との時間は19時間。


こっちは昼間だから向こうは次の日の夕方だろう。


童磨｢叔母さん達いつ来るっけ？｣


｢明後日の夜に着くらしいよ〜｣


童磨｢明後日か〜｣


私はゴロンッとレジャーシートに寝転がる。


空を見ていると手に持っていたスマホがバイブして。


LINEの電話だ。


｢もしもーし｣


友達『あ、A今どこ？！』


｢今ハワイ〜｣


友達『ハワイ？！
ってそんなことより煉獄先生の事なんだけど！！』


｢杏ちゃんがどうしたの｣


私は起き上がって海を見る。


童にぃもこちらを見て。


友達『煉獄先生が綺麗な女の人と歩いてたの！！
隣に炭治郎達もいるけど皆知らない人だって言うから連絡したんだけどさ、』


｢は？｣


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