. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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目が覚めると杏ちゃんの家で。


外からは光が差し込んでいる。


バッと起き上がると時間は昼過ぎ。


ベッドから降りてリビングに行くと杏ちゃんが眼鏡をかけてかパソコンを触っていた。


｢な、なんで......学校は？｣


煉獄｢む！起きたのか！
学校はお館様に伝えてある！
家にAを残して出るわけにも行かないからな！｣


｢そんな、バレるかも｣


煉獄｢大丈夫！
Aは家の用事と休んでいることになっているし俺は元々休みだったことになってある！｣


私、我儘言っちゃったのか、


｢ごめんね、杏ちゃん｣


煉獄｢その謝罪はどちらに対してだ？｣


｢ど、どっちも......
彼奴はただの友達だから。｣


煉獄｢俺も大人気がなかったな！すまない！｣


杏ちゃんが謝ることじゃないのに、


私はそう思うと涙が溢れた。


｢ごめんなさい｣


煉獄｢！！

風邪で情緒不安定なんだろう！！ベッドで寝ていなさい！｣


｢うん、｣


私はフラフラと歩いて先程まで寝ていたベッドに戻る。


話したいこといっぱいあったんだけどな、


迷惑ばっかりかけてる。


｢ほんと、やだなぁ......｣


ベッドに寝転がって目の上に腕を置く。


普通の日なら杏ちゃんが寝ているベッドだ〜と騒いでいるのだろうが今はそんな気にもなれなかった。


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