２０ ページ20
.
先輩の告白から早一ヶ月。
夏休み前の期末考査。
特に不得意な教科は無い。
友達｢夏休みさぁ〜どこ行く？｣
｢どこ行こ〜？
ちょっと遠出したいよね〜｣
友達｢わっかる〜
海でも行く？｣
｢あー、あり。
でも電車で行きにくくない？｣
友達｢確かに〜｣
テスト二日目の放課後、教室に残って友達とお昼を食べながらそう話す。
お昼を食べ終わったら勉強をするつもりだ。
｢あ、そうだ。
童にぃに車出してもらえばいいんだ｣
友達｢あー、イケメン従兄弟？｣
｢あ、ダメだ。
童にぃ夏休みずっと海外だ｣
私も誘われたけど断ったんだよね〜
友達｢金持ちか｣
｢違う違うおばさんとおじさんがいま海外勤務だからそこに泊まりに行くんだよ。
車はあるけど出してもらえる人がなかったら意味ないじゃん｣
どうしよ〜、と話しているとガラガラとドアが開いて。
煉獄｢よもや！この教室にも人がいたか｣
友達｢煉獄先生、どうかしたんですか？｣
煉獄｢うむ！歴史を教えてほしいと言われたんだがどの教室も人がいてな！｣
｢別に空いている席を使っていただいてもいいですよ〜
私達もお昼食べ終わったら勉強するつもりだったんで｣
ね？と友達に言うとうん、と頷いてくれて。
煉獄｢そうか！それは有難い！｣
煉獄先生が入ってきてその後を着いて入ってきたのは痣の男の子達で。
私は気にすることなくお弁当箱の蓋を締め、カバンを入れる。
煉獄｢我々も今から昼食だ！
勉強するのなら静かにする！｣
友達｢大丈夫ですよ〜｣
私はポケットからスマホを取り出して通知を見る。
｢あ、ねぇ待って夏休み入ってすぐならまだ童にぃ居るみたいだよ｣
童にぃと共有しているカレンダーを見ると出発日は八月に入ってからで。
友達｢あー、でも私バイト入れてるんだよね〜｣
｢まじか〜
もう遠出は諦めて近くのショッピングモール行くか｣
友達｢だね〜｣
パーッとスマホを見ていると急に電話がかかってきて。
｢ごめん、ちょっと出るね｣
相手をみてから私はそう言う。
｢もしもし？どうしたの｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 605人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
中1のシスコンおねーさん - チョット今更何デスケドとりあえずブルースターすごいですね！！おめでとうございます。あと、この作品面白いですね！！面白すぎて中学の参考書やってないっすよ← (2020年4月2日 22時) (
レス) id: 28236963a5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃう - 鬼滅の小説探してたら、タイトルにめっちゃひかれた( ´ ▽ ` )そしたらめちゃくちゃ面白かった！！シリーズ全部読んできたよ！美海☆様神かよ！！！て思った！！！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
明石蓮(プロフ) - 初見失礼します。この作品好きです！更新頑張ってください！ (2020年2月17日 22時) (レス) id: 47f87a13db (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - うギャー記憶が、戻った━良かった( ´-ω-) (2020年2月17日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - 記憶が戻った！このあとが楽しみです (2020年2月17日 6時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2020年2月13日 18時
