. 前世が鬼殺隊？そんな記憶ございません【煉獄杏寿郎】

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ｱﾅｳﾝｽ｢さぁさぁやって来ましたキメツ学園の借り物競走！！

今年はどんなお題があるのか！！
毎年恒例の公開告白は如何に！！｣


そんな放送が入る。


私は第二走。


同じクラスの男子は後の方。


何のお題が出るかなぁーと心を踊らせ第一走者を見る。


ｱﾅｳﾝｽ｢おおーっと！！今年も立ち止まる人ばかり！！

どんなお題があったのでしょうか！！
気になる結果はゴール！！

誰が一番に帰ってくるか！！｣


生徒｢誰かー！！

誰か腹巻してる奴！！｣


生徒｢鬘持ってるやつは？！｣


聞こえてくるお題にぶっと吹き出してしまう。


そんな人居ないだろ！！


と思うがさすが私立のマンモス校。


必ず一人は居るようだ。


私の番になり、ピストルの音と共に走り出す。


お題を手に取り書いてあることを見る。


｢げ。｣


そこには当たりたくなかった“好きな人(異性)”が書かれていて。


他の皆は呼びかけるが私か呼びかけないことにアナウンスの子が気づいて。


ｱﾅｳﾝｽ｢お！！一年の徳田！！もしかしてもしかすると！！


好きな人を引いたかぁ？！｣


私はどうしよう、とクラスの方を見ると友達は親指を立てているだけで。


｢異性で好きな人、

仕方ない｣


私は保護者席の方に走り、呑気にスマホを触っている童にぃの手を握る。


童磨｢え、何？！｣


｢いいから来て！！！｣


そのまま走り出そうとすると童にぃは理解したのか私をお姫様抱っこにし走り始めた。


ｱﾅｳﾝｽ｢おぉ？！例の札を引いたと思われる徳田！！
保護者席から連れてきた男性にお姫様抱っこをされて一着ゴールイン！！｣


｢おい！！｣


私はアナウンスにツッコミを入れ審査の先生に紙を渡す。


童にぃは私を下ろして。


先生｢好きな人(異性)！！｣


その言葉に一斉に皆湧いて。


先生｢その人は彼氏.....って童磨くん？｣


童磨｢お久しぶりで〜す、先生。
俺のAがお世話になっていまーす｣


童磨は私の腰に手を回して。


先生｢うぅん！！カッコイイから合格！！｣


私は童にぃとハイタッチをする。


ｱﾅｳﾝｽ｢さぁさぁ毎年恒例愛の告白といきましょうか！｣


｢え。｣


アナウンスが態々こちらに来てマイクを向ける。


童にぃはニコニコと笑っていて。


仕方ない、


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