. 前世が鬼殺隊？そんな記憶ございません【煉獄杏寿郎】

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. カナヲ side .


嘴平｢だけどよ！彼奴が思い出していいことだってあるだろ！｣


竃門｢伊之助、｣


炭治郎は顔を横に振って。


玄弥｢思い出していいことだって沢山あると思う、

けど彼奴にとっては辛い記憶、記憶になる事があるだろ｣


ｶﾅｦ｢煉獄さんが目の前で亡くなった時、
あの時のAは私は見ていることが出来なかった。｣


嘴平｢じゃあ辛い記憶になるってなんだよ！｣


我妻｢伊之助、分からないのか？
Aを前世で殺したのは、

従兄弟の童磨なんだよ｣


煉獄さんが亡くなって数週間してからだった。


街に鬼が出るからとAが任務に向かった。


その街に出ている鬼は下っ端の鬼だったが、運悪くその場に童磨が居て。


Aは負けてしまったのだ。


少し遠い街だったため、柱の応援が遅れてしまった。


ｶﾅｦ｢Aにね、童磨は昔何をしていたのかって聞かれたの。
鬼だと言ったらAは想像がつくって言ったんだよ、｣


Aは従兄弟の童磨が好きなのに。


ｶﾅｦ｢記憶がないからあぁして楽しく二人で過ごしているけど、

記憶を思い出してしまえば大好きな従兄弟に刀を向ける記憶と、喰われる記憶が強く残ってしまう。

私はあの楽しそうなAの笑顔を壊すことなんて出来ない。｣


多分それをわかっているから童磨自身も、Aのご両親も言わないのだろう。


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