. 前世鬼殺隊の柱さん、今世でも鬼殺隊の柱です２ (ページ50)

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相澤先生が帰っていきお館様が寮に必要な家具を用意してくださった。

家具などは事前に雄英に配送らしい。

私は部屋でスマホを取り出して勝己に電話をかける。

暇なのか数コールで出る勝己。

爆豪『んだよ、』

｢心配して掛けてあげてるんじゃないの。
怪我は？｣

爆豪『ねぇよ。
つか俺よりお前の方が大変だろ。
あんな会見してよ』

｢あぁ、別に大丈夫よ。
今は家？｣

爆豪『警察に外出すんなって言われるからな』

｢へぇ、それを聞くんだ。珍しい｣

爆豪『あぁ？！』

｢ま、もう攫われないでよ？
そうじゃないとあの馬鹿達があんたをまた助けに行っちゃうわよ｣

爆豪『うっせぇ！！』

私は小さく笑ってから少し間をあけてまた口を開いた。

｢でも、本当に無事でよかった｣

私の声で勝己は静かになって。

｢心配、させないでよ馬鹿｣

爆豪『......わりぃ』

私も鬼殺隊と言う立場でなければ絶対出久達と助けに行っていただろう。

鬼殺隊の柱と言う立場だから行けなかった、

行くことが出来なかった、

幼馴染を助けに行くことが出来ないのがどれだけ苦しいものか。

だがこれから勝己以上に皆に私が心配を掛けることを知る由もなかった。

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. 前世鬼殺隊の柱さん、寮生活でも鬼殺隊です 3

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