. 前世鬼殺隊の柱さん、今世でも鬼殺隊の柱です２ (ページ45)

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私は机に置かれた時計をチラリと見る。

勝己を救出される時間まであと少し。

ｱﾅｳﾝｻｰ｢私からも一つよろしいでしょうか？｣

｢はい｣

ｱﾅｳﾝｻｰ｢鬼殺隊はこれからどうするおつもりですか？
今回は生徒に怪我がなかったからよかったものの、怪我があれば責任は鬼殺隊の方にありますよね。｣

｢時と場合によると思いますし、私の方からは何ともいえません。
ですが鬼殺隊員は生徒を鬼から守ることを徹底しています。
鬼殺隊員全員が雄英高校生徒を命をかけて守ることを此処でお約束いたしましょう。｣

私の返答がアナウンサーには思っていたより重かったようで。

ｱﾅｳﾝｻｰ｢命をかける、とは
ご自身の命を軽んじているのですか｣

｢軽んじているわけが無いでしょう。
鬼殺隊員は何処の誰よりも命を大切にしている。｣

多くの者が家族を、恋人を鬼に殺されたんだ。

｢命を大切にしているからこそ誰かを守るために命を掛けれるんですよ、｣

司会｢お時間ですので此処で終了とさせていただきます｣

司会の言葉にえ、と固まるアナウンサー達。

司会の案内で会場から別室に行った途端に力が抜け、そのまま倒れてしまう。

竈門｢A！！｣

その時見たのは焦ったように駆け寄ってくる炭治郎が。

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