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私の言葉にアナウンサーは顔を顰めて。
別に間違ったことを言っている訳では無い。
報道陣｢せ、政府が認めているからと斬ってもいいと言うのですか？！
一応は人間でしょう！
他になにか解決策があるかもしれませんよ！｣
｢詳しくは話すことは出来ませんが、
鬼を斬る以外に今現在方法はありません。
プロヒーローでも鬼を捕らえることさえ出来ないです。
ニュースで報道はされていませんが突如姿を消すプロヒーローが増えているのはご存知でしょう。
それは皆、鬼に喰われているからです。
プロヒーローの被害は現在で400を超えています。
それに東京、静岡を中心に鬼の被害が拡大していると言うのに鬼を斬るなと似たようなことを言われてしまっては被害が増える一方ですよ。
まぁ他に解決策が貴方方にあるのならそれを鬼にしてもらっても構いませんが？｣
ニッコリと笑って言うとアナウンサーは切れたような表情になって。
テレビで流れていると言うのに。
報道陣｢なんて言い方を......！！｣
煉獄｢よもや！怒らせてしまったのは申し訳ない！
だが彼女の言うことは間違っていない！
鬼殺隊に文句があるのであれば政府を通してもらうことになっている！
これからは鬼殺隊員に聞くのではなく政府の方に聞いてもらいたい！
正式な情報を与えてもらえるだろう！！｣
煉獄さんが私の前に立って。
アナウンサーの一人が殴り掛かりそうだったからだろう。
時透｢A、帰ろう。
迎えの隠来たから｣
無一郎が私の袖を引っ張ってきて。
見ると二台の隠の車があって。
甘露寺｢Aちゃん、後は大人に任せて時透くんと車へ戻っていて？｣
蜜璃ちゃんがそう言って。
｢ありがとう｣
私は無一郎に引っ張られて車へと乗り込む。
隠｢空柱、全国区の放送で凄いこと言いましたね｣
運転の隠の方にそう言われる。
車のナビの所にはテレビが着いていて。
今も尚、煉獄さんが報道陣へ説明をしていた。
｢イラついたからね。
何も出来ないのになにか方法があるんじゃないかって馬鹿言わないでよって思うし
あ、そうだちょっとさ雄英生が運ばれた病院に行ってほしいんだけど｣
時透｢あぁ、運ばれてたね。｣
｢そ、多分警察に怒られてるだろうし｣
隠は私の言葉で病院に向かってくれて。
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
