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｢出久、轟くん
ヒーロー殺しは任せるわ。
私は鬼を斬る。｣
ヒーロー殺しよりも強い殺気を出し、私は地を蹴る。
すると鬼は此方に手を伸ばしてきて火を出した。
｢血鬼術......！！！｣
こんな鬼が、
鬼｢ヒッヒッヒッ、お前鬼殺隊だろォ？
あの方からお話は聞いている、｣
｢あら、ご存知で何より。｣
私はニッコリと笑い、刀を構える。
｢鬼舞辻は貴方のような“弱い鬼”も傍に置いておくんですねぇ
昔より劣ったのでしょうかね｣
鬼｢そんな訳なかろう！！
あの方は完璧だ！！｣
｢あら？でしたら何故私の煽りに直ぐに答えるのでしょうかね。
昔の鬼はまだこんなにすぐ怒らなかった。
それは鬼舞辻の力が劣っている、
ということでしょう？｣
ニコニコと笑う。
後ろでヒーロー殺しを捕まえた皆。
私もそろそろ終わらせるか、
そう思い私は最後の言葉をかける。
｢鬼舞辻は昔より力が劣っている。
それはあんたが証拠よ。｣
鬼｢うるさい！！鬼舞辻様を悪くいうな！！！｣
鬼は少ししてハッとする。
鬼｢お前、これを狙って......
すみません、すみません！！お許しください！！！｣
鬼には鬼舞辻無惨の呪いがかけられている。
それは昔も今も変わらない。
直ぐに鬼の腹から、口から大きな腕が出てきて鬼を裂いた。
鈍い音が辺りに響く。
｢惨めねぇ、
鬼舞辻にあってなんて居なければ今は幸せに暮らせたでしょうに｣
チリチリになってしまった鬼を見て私はそう言う。
私はパッと笑って皆を見る。
｢この辺りには鬼は居ない、大通りに戻ろうか！｣
ヒーローを含めた皆は拒絶、と言うより恐怖の顔をしていて。
緑谷｢さっき、のは｣
｢あぁ.....鬼はね鬼舞辻無惨に呪いを掛けられてるの。
鬼舞辻本人の情報を漏らさないように。
名を言っただけで裂かれる呪いをね。
ほら、ちゃっちゃと行くわよ。｣
私は刀を鞘にしまい、淡々と戻っていく。
他の柱も戻ってきていて、敵達をヒーローと一緒に縛っていた。
報道陣も数人来ていて、辺りの様子を撮っている。
煉獄さんの所に駆け寄ろうとすると鬼の気配がして。
私は刀を抜き、無力な報道陣を襲おうとしている鬼の頸を斬る。
それはもちろん報道陣のカメラに撮られて。
あぁ、面倒なことになりそうだ。
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
