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冨岡さんと細い廊下で鬼舞辻に斬りかかっていると応援が来て。
鬼舞辻無惨は諦めたように敵連合のワープの個性で帰っていく。
私は腕を抑える。
胡蝶｢怪我を見せてください、二人とも！！｣
しのぶちゃんが直ぐに包帯などを持って来てくれて。
アオイちゃんも来ていて私の腕を見て目を見開いた。
パックリ開いた腕の肉。
胡蝶｢煉獄さん、リカバリーガールを！！！
宇髄さんはどなたか先生に報告を！！｣
煉獄｢うむ！！！｣
宇髄｢先生にだな！｣
二人は直ぐに向かって。
冨岡さんも少しの戦いだけで頬と腕から血が出ている。
私は腕が無くならなかっただけマシだろう。
壁に凭れて座っていると試合の待合室に行こうとしていた勝己がここに来る。
爆豪｢おまえ、それ！！｣
｢いいから、
試合に行きな｣
爆豪｢大怪我じゃねぇかよ！｣
胡蝶｢Aさんのことより自分のことを済ませなさい
此方で何とかするので｣
私は呼吸で血の巡りを遅らせる。
｢勝己、
あんた一位になんでしょ。
ここで私に構ってたら間に合わなくなって負けになるわよ｣
きつい口調で言うと勝己は舌打ちをしてここを離れた。
煉獄｢リカバリーガールを連れてきたぞ！！！｣
リカバリーガールは私の腕を見て息を詰まらせた。
骨が見えそうなほど切れているのだから。
隊服には血が滲んでいる。
宇髄｢相澤先生に伝えてきたぞ、
把握はしたが此方には来れない、だが先生全員に通達はしておくと、｣
胡蝶｢お二人共ありがとうございます。
リカバリーガール、怪我は治せそうですか｣
ﾘｶﾊﾞﾘｰｶﾞｰﾙ｢治せると言われれば治せるね、
だけれど彼女の体力が、｣
煉獄｢うむ！それなら大丈夫だな！｣
胡蝶｢確かに。体力が無くなるだけなら大丈夫ですね｣
ﾘｶﾊﾞﾘｰｶﾞｰﾙはその言葉に驚いて。
ﾘｶﾊﾞﾘｰｶﾞｰﾙ｢だけどそんなに体力があるようには見えないがね、
本当に大丈夫なのかい？｣
｢大丈夫です。
怪我の治りが遅いより体力が無くなる方がマシなので。｣
私は小さく頷きお願いしますと言った。
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
