１ 大正時代 ページ1
.
お館様｢A、柱になる気はないかい？｣
｢柱、ですか。
まだ鬼殺隊に入って間もない未熟者。
それでもよろしいのでしょうか｣
お館様｢Aは鬼殺隊に入る前から活躍をしてくれている。
柱としてその力を使ってほしい｣
鬼殺隊に入ってすぐの事だった。
家が鬼殺隊の家系のため、父の日輪刀で鬼をよく斬っていたし最終選別の帰りにも下弦の鬼と遭遇し頸を斬った。
任務がなかったと言うのに私は鬼を斬りましてや十二鬼月を倒したため、直ぐに昇格。
そして今日、柱にならないかとお誘いがあった。
家系としてはとても好ましい事。
数週間で柱に入ったものは居ないから。
鬼殺隊の中でも最短なのだろうがこんな小娘が、
ましてや入ってすぐの隊士が柱だなんて
ずっと鬼殺隊の人に悪いのではないか、
お館様｢そこまで深く考えなくてもいいよ、
今まで通りに過ごしてくれるだけでいいんだ、｣
｢.....お受け、致します｣
私は手を前に着き、頭を下げる。
お館様｢よかった
明日Aを紹介するために柱合会議をするよ｣
｢御意｣
父に幼い頃から刀の才能があると言われていたがこんなに直ぐに柱になるとは思ってもみなかった。
他の隊士は命をかけて柱になろうと頑張っているのに、自分はこんなに直ぐに柱になってしまってもいいのだろうか。
お館様｢柱の中にはね、刀を初めて握ってから二ヶ月で柱になったAより年下の子も居る。
だから周りを気にせずにいいんだよ｣
｢！そう、でしたか｣
私より年下で、刀を握ってたった二ヶ月。
私よりも刀の才能がある子、
気になるなぁ、
と心のどこかで思いながらも私は甲の隊士に気を使ってしまう。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1040人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
