検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:205,232 hit

60 ページ10

.


目が覚めると病院の一室で。


中也はベッドの傍に座って本を読んでいた。


中原「目、覚めたか」


「ありがと、」


私はゆっくりと体を起き上がらせる。


個室の部屋。


流石マフィアと言ったところか。


中原「太宰の野郎に連絡は入れておいた。
直ぐに来るだろう。
目に後遺症は残らないらしい。が、目の色が変わるかもしれないと言っていた」


「そう.....」


今顔の左側は包帯が巻かれている。


中原「手前、なんでステインと殺り合った。」


「仕方ないでしょ、襲われたんだから。
私より向この方が行動が早かった、それだけよ

それより仕事は大丈夫なの?」


中原「首領には連絡を入れている。
気にすんな
取り敢えずこまめに包帯を変えればいいらしいから退院は直ぐに出来る。
太宰が来たら直ぐに帰れ」


「分かった」


私は包帯の所に手を添えると、多くの包帯が巻かれていて。


ガラガラ、と開いたドアには治くんが焦ったように立っていて。


太宰「大丈夫かい?!」


治くんが焦ってこちらに来て。


中也には目もくれずに私の頬に手を添えた。


太宰「あぁ、女の子の顔なのに.....
中也助かったよ」


中原「気にすんな
俺は帰る。

手前らも帰れよ」


中也はじゃあな、と言い帰っていって。


治くんは心配そうにこちらを見てきて。


太宰「私が着いていれば良かった」


「私が油断したからだよ、気にしないで」


私はベッドから立ち上がり、靴を履く。


片目が隠れているためふらついてしまう。


太宰「与謝野さんに連絡を入れたが帰ってくるのが遅くなるらしい。
今夜に静岡に帰るはずだったが延期をした方がいい」


「いや行くよ。
慣れれば大丈夫だし」


太宰「だけど、」


「直ぐに職業体験に入るから。
こっちには戻ってこれる」


治くんは支えてくれて。


太宰「分かった駅までは支えよう」


「ありがとう

帰ってきたら与謝野さんに治療してもらうから」


太宰「伝えておこう。」


「うん」


病院を後にし、治くんに支えられながら駅まで向かい静岡へと護衛に向かった。


.

61→←59



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (117 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
540人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カロ(プロフ) - なるほど!すみません理解不足でした。ご説明ありがとうございます! (2019年12月16日 22時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - カロさん» 説明不足でしたね、すみません。ソファーの所に生徒が居ないだけであって、同じ空間には居る、という表現で書かせて頂きました。コメントありがとうございます! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
カロ(プロフ) - な、なぜみんな追い出したのに瀬呂がいるんですか? (2019年12月16日 21時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
@草 - ノアさん» 笑 まぁどっちにしろ書いてくださるらしいので気長に待とう (2019年12月13日 18時) (レス) id: 9ed73e661c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ノアさん» もしご希望のお話じゃなくとも、いつかは書くつもりでいるのでご心配なく! (2019年12月13日 15時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美海 | 作成日時:2019年11月29日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。