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目が覚めると病院の一室で。
中也はベッドの傍に座って本を読んでいた。
中原「目、覚めたか」
「ありがと、」
私はゆっくりと体を起き上がらせる。
個室の部屋。
流石マフィアと言ったところか。
中原「太宰の野郎に連絡は入れておいた。
直ぐに来るだろう。
目に後遺症は残らないらしい。が、目の色が変わるかもしれないと言っていた」
「そう.....」
今顔の左側は包帯が巻かれている。
中原「手前、なんでステインと殺り合った。」
「仕方ないでしょ、襲われたんだから。
私より向この方が行動が早かった、それだけよ
それより仕事は大丈夫なの?」
中原「首領には連絡を入れている。
気にすんな
取り敢えずこまめに包帯を変えればいいらしいから退院は直ぐに出来る。
太宰が来たら直ぐに帰れ」
「分かった」
私は包帯の所に手を添えると、多くの包帯が巻かれていて。
ガラガラ、と開いたドアには治くんが焦ったように立っていて。
太宰「大丈夫かい?!」
治くんが焦ってこちらに来て。
中也には目もくれずに私の頬に手を添えた。
太宰「あぁ、女の子の顔なのに.....
中也助かったよ」
中原「気にすんな
俺は帰る。
手前らも帰れよ」
中也はじゃあな、と言い帰っていって。
治くんは心配そうにこちらを見てきて。
太宰「私が着いていれば良かった」
「私が油断したからだよ、気にしないで」
私はベッドから立ち上がり、靴を履く。
片目が隠れているためふらついてしまう。
太宰「与謝野さんに連絡を入れたが帰ってくるのが遅くなるらしい。
今夜に静岡に帰るはずだったが延期をした方がいい」
「いや行くよ。
慣れれば大丈夫だし」
太宰「だけど、」
「直ぐに職業体験に入るから。
こっちには戻ってこれる」
治くんは支えてくれて。
太宰「分かった駅までは支えよう」
「ありがとう
帰ってきたら与謝野さんに治療してもらうから」
太宰「伝えておこう。」
「うん」
病院を後にし、治くんに支えられながら駅まで向かい静岡へと護衛に向かった。
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カロ(プロフ) - なるほど!すみません理解不足でした。ご説明ありがとうございます! (2019年12月16日 22時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - カロさん» 説明不足でしたね、すみません。ソファーの所に生徒が居ないだけであって、同じ空間には居る、という表現で書かせて頂きました。コメントありがとうございます! (2019年12月16日 21時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
カロ(プロフ) - な、なぜみんな追い出したのに瀬呂がいるんですか? (2019年12月16日 21時) (レス) id: d6860b933c (このIDを非表示/違反報告)
@草 - ノアさん» 笑 まぁどっちにしろ書いてくださるらしいので気長に待とう (2019年12月13日 18時) (レス) id: 9ed73e661c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ノアさん» もしご希望のお話じゃなくとも、いつかは書くつもりでいるのでご心配なく! (2019年12月13日 15時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年11月29日 7時