. ヒーロー嫌いな武装探偵社員 ２

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中田｢裏切り、者だから。｣


私は頷いてまた口を開いた。


｢裏切り者の父、そりゃあ殺されて当然だった。
中田、あんたは賢いと信じてる。
戦闘服は顔の見えるもの？｣


中田｢いえ、マスクで隠しています。｣


｢ならヒーローになった時は絶対にマスクを外さないこと。
ヒーローなら有名になりたいのは確実。
だからちょっとした事でも気にかける事が自分の命を助ける一歩になる。｣


貴方は父と同じような道を歩んでほしくないから。


そう言うと中田は強く頷いて。


｢今後の貴方の活躍、楽しみにしてる｣


小さく笑い、紅茶を飲み干す。


中田も珈琲を飲み干して席を立つ。


中田｢あ、自分が払います！｣


｢学生に払わせるほど私も馬鹿じゃないわ。｣


千円もいかない値段。


お金を払うと中田は頭を下げて。


中田｢ありがとうございます｣


｢気にしないで｣


喫茶店から出て帰路につく。


その間も鞄を持ってくれて。


優しい奴に育って良かった。


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中田亮 (なかた りょう)


元ポートマフィア構成員

現雄英高校ヒーロー科3年A組


個性 - 【炎】

炎を操ることも出すことも可能。

体の一部を炎にし攻撃を無効にする事も出来る。


戦闘服 - 耐火性に優れた戦闘服

動きやすさに特化している。


ヒーロー名 『 エンキ 』


その他 - Aに仕えていた
今でも仕えるつもりでいる


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