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国木田｢分かってるのか！！！太宰！！｣
太宰｢はいはい、そんなに怒ってたら頭の血管切れて死んでしまうよ｣
何時もの騒がしさ、
何時もの雰囲気、
何も変わらない。
今日もこれからも。
その筈だった。
ﾅｵﾐ｢Aさん、社長が呼んでますわ｣
｢わざわざありがとう。今行くわ｣
私はパソコンを打つ手を止め、席から立ち上がる。
するとお菓子を食べていた乱歩さんが口を開いた。
乱歩｢A、｣
｢はい？｣
乱歩｢嫌なら嫌って言いなよ｣
｢？はい、分かりました｣
何の事だかさっぱり分からないまま社長室へ向かう。
武装探偵社に来て早一年。
三月も終わりに差し掛かっていて、桜が咲くのでは、と思うほどの暖かさが感じられる。
コンコンッとノックをする。
｢社長、徳田です｣
福沢｢入れ｣
｢失礼します｣
ドアを開け、中に入ると社長は机に紙を広げていて。
｢何か御用でしょうか｣
福沢｢此方に来て座れ｣
｢はい｣
私は言われた通りに社長の前に腰をかける。
机に広がっている紙には“雄英高校”と書かれていて。
乱歩さんが言っていたのはこの事か.....。
と思いながら社長が話し始めるのを待つ。
福沢｢先程、雄英高校から連絡があってファックスが送られてきた。｣
｢雄英高校から何と？｣
あぁ、嫌だ、
当たらないでくれ、
福沢｢護衛として一人、学校に通わせてほしいと。｣
私はやっぱり、と小さく声を漏らしてしまう。
福沢｢年齢上Aが一番適任だと思っている。
嫌なら断る。｣
｢依頼料はおいくらほどで？｣
社長は一枚の紙を渡してくる。
そこには依頼料が書かれていて。
何時もの依頼料とは格段に違う値段。
｢......わかりました。
ですが社長、一つよろしいでしょうか。｣
福沢｢なんだ｣
｢ヨコハマで何かあればヨコハマの事を優先させてください。｣
福沢｢伝えておこう｣
私は頭を下げてから、社長から資料を受け取る。
福沢｢その資料をよく読んでおけ、
話は以上だ｣
｢失礼しました｣
私は頭をもう一度下げてから社長室から出る。
雄英高校、
私はその字を見て手を握りしめた。
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ゆきな(プロフ) - 夢主優しいっすね！私なら医療費プラスで迷惑料貰いに行きそう…これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます。 (2019年11月26日 13時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 面白いです!これからも更新頑張ってください！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2019年11月19日 20時
