私は彼氏の職業を知らない。【中原中也】

知らない。18 ページ19

私がそう言うとみんな黙って。


｢え、どうかしましたか？｣


谷崎｢何でもないよ｣


そう潤一郎くんが言って。


私は頷いてケーキを口に含む。


江戸川｢A！
次は駄菓子がいい！｣


｢また駄菓子ですかー？｣


ここ数日で私の持ってくるお菓子が気に入ったのか、乱歩さんと仲良くなった。


江戸川｢今日のやつも美味しかったけど、やっぱり僕は駄菓子が一番だからね｣



歯磨きはしているのだろうか、と思うが私は笑顔で頷く。


｢わかりましたよ。

あ、もうこんな時間.....。

バイトがあるので失礼します｣



私はソファーから立ち上がる。


宮沢｢また来てくださいね〜｣


国木田｢もう来なくていい！！｣


｢また来まーす｣



国木田さん、なーんか私への当たりが強いんだよね〜。



別に気にしないんだけどね。


私は早足でバイト先に向かう。



私がしているバイトはあるカフェ。


探偵社からも近く、たまに来てくれる。



｢今日は忙しいのかな〜｣



平日の昼。



忙しい時はバラバラだからわらからないのだ。


少し歩いていると、バイト先の方から煙が上がっているのが見える。



｢なんだろ.....？｣


私は急いで行く。


そして煙が上がっているところにつく。



｢え.....。｣


煙が出ていたのはバイト先のカフェだった。

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