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病院の先生が様子をみて、回復を待つだけだと言われた。
零は仕事を持ってきていて、ソファーの前に机を置いて仕事をしている。
ノックが聞こえてドアが開いたかと思うと江戸川くんが顔を覗かせていた。
顔には大きな包帯をしていて。
ｺﾅﾝ｢徳田先生、｣
｢江戸川くん、怪我は大丈夫？｣
先程痛み止めを打ってもらったため、痛みはまだマシだ。
そのため江戸川くんを不安にさせないように笑うと江戸川くんは責任をか感じ顔をした。
江戸川くんはゆっくりと頷いて。
私は良かった、と微笑む。
｢江戸川くんが思い詰めた顔をしなくていいの。
私は自分の仕事をしただけだから｣
ｺﾅﾝ｢先生は児童に勉強を教えることが仕事、
死にかけになる仕事なんかじゃない......｣
｢児童を守ることも先生の仕事。
本当なら怪我なく家に返さなくちゃいけない。
親御さんから預かっているのだからね。
それでも怪我をさせてしまったこと、謝らせてほしいな｣
なんで....！！と江戸川くんは言い返そうとして。
安室｢コナンくん、彼女にいくら言っても無駄だよ。
言い返すよりもまず言うことがあるんじゃないかい？｣
零が横から口を出してきて。
零をチラリと見るとニッコリと笑っていて。
ｺﾅﾝ｢....爆風から守ってくれてありがとうございました｣
江戸川くんは子供らしからぬほど腰を曲げて頭を下げた。
｢江戸川くん、約束してくれる？
もうこれからは危険な事をしないこと、
あといっぱい遊んで食べて、大きくなるって事を｣
この子に危険な事をしないという約束は無理だろう。
だけれどもう危険な事をしてほしくないから。
｢小学一年生が普通爆弾処理できる？
普通は無理。
守れないかもしれないけど、少なくとも命を落とすかもしれないほどの危険な真似だけは辞めて。
避難が終わっている校舎に戻らなくていいの。
被害が増えるかもしれないけど子供が心配するようなことじゃない。
だから、｣
ｺﾅﾝ｢.....守れる時は少ないかもしれない、
けど、先生の言葉を忘れずに行動はするよ｣
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作者名：美海
| 作成日時：2019年9月16日 21時
