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連れて行かれたのは警視庁公安部。
何故か取調室に入れられて目の前には先程の眼鏡さんが座っている。
深く溜息を着きたくなるが、隣の部屋から見ている人が数人居るのが分かるため下手な真似は出来ない。
風見｢ここまで来ていただいてありがとうございます｣
｢拒否をすれば逮捕なさるんでしょう？
それで零にも言わずに連れてきた理由を教えてください｣
風見｢単刀直入に言います。
降谷さんと別れていただきたい。｣
私はは？と言葉を漏らす。
風見｢降谷さんは日本の為に体を張って居るんです。
一般人の貴方が入ってこられては我々も降谷さんも困る。｣
さっき言っていたことと話が別じゃない。
風見｢勿論別れていただければこちらからはそれなりのお礼はさせていただきます。
ですから、｣
｢ほんっと、有り得ない｣
私は色々な感情が混ざる。
｢そう言われて簡単に別れると思っているの？
そんな簡単な付き合いなら零と付き合ってもないし命なんて賭けない。
零の事より仕事優先じゃないの。
人の幸せを潰して楽しいの？警察は。
私、零と別れる気ないから。
別れさせたいなら私を殺してでもしなさいよ｣
私のその言葉に眼鏡さんは目を見開いて。
風見｢ですが降谷さんと付き合っていれば貴方にも危険があるんですよ？！｣
｢だから？｣
危険がなんだ、
一人になる方が余っ程怖い。
風見｢貴方は分かっていない.....
どれだけ危険な事なのかを｣
｢えぇそんなこと知らないわ、無縁な事だもの。｣
ニッコリと笑いそう言うと少しだけ顔を歪める眼鏡さん。
｢私、零に助けられているんです。
ずっと。
零が心の支えなんです。
だから私も零の支えにならないと不公平でしょう？｣
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作者名：美海
| 作成日時：2019年9月16日 21時
