. 死んだと思っていた初恋の人と再会しました。【降谷零】 (ページ34)

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付き合って不利だと思えば逮捕。

職権乱用に過ぎないし、そんな事で逮捕されていたらこの世界の何万人逮捕されているのだろうか。

バレてはいけない、それは分かっている。

だが向こう側が不利だと思えば逮捕だなんて殆ど別れろと言われているようなもの。

立場が仕方ないからと言っても、人権問題に関わっていることが分からないのだろうか。

降谷｢どうした？｣

急に黙りこくった私の顔を覗き込む零。

私は小さく笑う。

｢ううん、なんでもない。
買い物に行きたいのでもうそろそろいいですか？｣

眼鏡さんを見て言うと、ご協力ありがとうございました。と言われた。

降谷｢今日夜行けそうだったら行く｣

｢分かった、一応晩御飯用意しておくね｣

それじゃあ、と眼鏡さんの横を通り抜けて大通りに出る。

そのまま街中へと足を進めた。

零置いてきちゃったけど大丈夫だよね。

そう思ってメールを入れようとスマホをカバンから取り出すと、肩を叩かれた。

｢はい？｣

振り返るとそこに居たのはスーツを着た強面のおじさん。

公安｢少しよろしいですか｣

警察手帳を見せられて私は小さく頷く。

そのおじさんに連れられた先は車で。

先程の眼鏡さんも居て、そのまま車に乗せられてしまった。

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