. マフィア幹部の彼女は青葉城西でマネージャーしてるらしい

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数年後



テレビを付けると日本代表として写っている彼らが居た。



全員ではないが、当時の仲間として紹介される事は度々。



その度に彼らが話すのは“マネージャー”の事。



嬉しさと恥ずかしさが交わるが、彼らがまだ私の事を覚えてくれているのが嬉しかった。



当時の事は合宿に来ていた子達だけで収まり、ニュースにはならなかった。



合宿が終わってから太宰に出会うとあるものを渡された。



彼らから太い手紙を預かってくれていたようで。




感謝の言葉と、どんな思いだったのかを書き記したものだった。



彼らは自分の事よりも私の事を心配してくれて。



死なないように、怪我しないように、




これからも元気で過ごせと書かれていた。




もう会うことはないし、彼らが私の事を見つけることはないだろう。



私だけが彼らを見て、




彼らの現状を知って、





不公平かもしれないがそれで十分だ。



私の事はもう忘れてくれて構わない。



テレビで話してもらわなくてもいい、



だけど笑顔だけは絶やさないでほしい。




もう会えない、




最後の願い。




中原｢何笑ってるんだ｣



｢ううん、なんでもない。｣




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