. マフィア幹部の彼女は青葉城西でマネージャーしてるらしい

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体育館に入ると練習が始まっていて。



入畑｢なんでそんなに濡れて.....怪我もしてるじゃないか！｣



監督の声にコーチは此方を見て直ぐにタオルを持ってきてくれて。



溝口｢水道でも壊れたか？｣



コーチが体育館から顔を出すと丁度姐さんが此方に来て。



尾崎｢失礼する。
Aが先程理事長に暴行されておったのでな。
怪我の手当は此方でさせてもらうがタオルを拝借したい。｣



入畑｢理事長が.....？！｣




私はタオルで顔を拭いていると、姐さんがタオルを取って髪を拭いてくれる。


尾崎｢あぁ.....わっちのAに怪我が出来てしまうとは.....
ここの理事長はどうなっておる、
退学手続きの為に来たと言うのに何故Aが暴行されておるのだ｣




入畑｢徳田さんのご親族で.....？｣




尾崎｢あぁ。
こんな所に置いておけん！

ほらA怪我の手当をしようぞ、｣



構成員が救急箱を持ってきて、包帯やらガーゼなどを取り出して手当をしてくれる。



傷口も意外に深いようで。



包帯が頭に巻き付けられた。



尾崎｢この事は上にも話を通す。

Aも人の目を気にせずに抵抗することじゃ。｣




｢すみません.....
ですが理事長に怪我を追わせてしまうのは生徒としては出来かねますよ、姐さん｣




尾崎｢そんな事気にしておったのか？
其のように育てたつもりはない。

あんな男一人相手に何を躊躇することがある。
蹴りの一つぐらい正当防衛じゃ。
あの者は立場というものが分かっておらんかったからな。
それを分からすためにでも良かったと言うのに。｣




はい、と私は小さく呟く。



監督やコーチは勿論、選手達は何が起こったのかよく分かっていないまま私たちの話を聞いていて。



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