. 仲の悪い彼に11年越しの片想い。【降谷零】

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私と秀一が知り合いなのは親戚だからだ。



私のお母さんと秀一のお母さんが従姉妹で、その繋がりで仲良くなった。




秀一のお母さん、メアリーはハーフだが私の母は純日本人のため英の血は入っていない。




何故沖矢昴となった秀一を私が知っているのか。



たまたまと言えばたまたまだ。



街ですれ違った時に秀一がボロを出しただけ。



“沖矢昴”の姿で話しかけてきたのだから。



｢で？どこに向かってるの｣




赤井｢ん？都内のショッピングモールだが。
車を出せと言ってきたのはお前だろう。｣




｢そうだけどさぁ｣




雨の降る街を見る。




｢ねぇあの子、

茶髪のボブの子。
メアリーに似てたんだけど｣




赤井｢あぁ.....たまたまだろう。｣




たまたまって.....




何処かしらで血は繋がってそうだけどそんな話は聞いたことがない。




まぁ気にしなくていいか、そう思っていると都内のショッピングモールに着いた。



立体駐車場の方に止めてくれたため、傘は必要なかった。




沖矢｢何を買いに来たんですか？｣




｢え？服だけど。
最近服買ってなかったからね。｣




服だけかよ、と言う顔をする秀一。




｢所で真純ちゃんは元気？｣




沖矢｢最近は帝丹高校に通っているみたいですよ。
コナンくんの所にいる娘さんの友達とか。｣




何処でもコナンくんが出てくるな。



｢へぇ〜、久々に会いたいな｣




真純ちゃんとは気が合うし。




沖矢｢ポアロに居るとコナンくんから聞きますよ。
行ってみては？｣




｢行けたらいいんだけど事件に巻き込まれたくないからね｣




探偵事務所の下とか巻き込まれる気しかないし。




沖矢｢おや、それはもう手遅れかと。
コナンくんは“死神”と呼ばれるほど事件に遭遇していますよ｣




うっそぉ


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