. 仲の悪い彼に11年越しの片想い。【降谷零】

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梅雨の季節だからか、雨の日が続いていて。





コナンくんと知り合ってから一週間が経つが、この一週間ずっと雨が降っている。




昨日スマホを触っていたら高校の同級生からメールが来ていた。




それは“同窓会”のお知らせで。




一ヶ月後、学年全員の大きな同窓会をするらしい。




都内のホテルの会場を貸し切るようだ。




先生達も来るらしく、空いていたら来いと書かれていた。




同窓会には、“降谷”は来るのか。




それは分からない。




けれど来る確率が高いのなら、




行ってみてもいいかもしれない。




でもまぁ来ないだろう。




降谷と仲の良かった友達でも連絡が取れないと言っていた。




降谷ともう一人、




確か幼馴染だった諸伏くんとも連絡が取れないとか。




｢取り敢えず、返事返すか。｣




喫茶店のカウンターで返事を返す。




外が見えるように設置されたカウンター。




外を見ると雨がよく降っていて。




窓の外を見ていると小さな傘が五人ほど通って。




一人の子が此方を見たかと思えば、眼鏡をかけた男の子で。




ニッコリと笑いかけられる。



げぇ。と思いスマホで顔を隠すが此方をジッと見ていて。




私は溜息を着き、荷物を持つ。



お金はもう払っているため、傘立てに指していた傘を持って外に出る。





ｺﾅﾝ｢やっぱりお姉さんだったんだね｣




｢よく覚えてたね、私って.....｣




ｺﾅﾝ｢そりゃそうだよ、お姉さん強かったんだから。｣




私は溜息をつきたくなるがそれを飲み込む。




元太｢おーい、コナン！何してるんだよ｣



コナンくんの友達だろうか、その子たちが私をジッと見てきた。



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