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青子ちゃんは怪盗キッドの幼馴染みの様で、お父さんは怪盗キッドを捕まえるために頑張っているらしい。
他愛のない話をしていると黒羽家のインターホンが鳴って。
快斗「こんな時間に誰だよ.....」
そう言いながらモニターを見る快斗くん。
快斗「Aさん、お迎え来たようだ」
私はそう、と小さく言い、ソファーから立ち上がる。
青子「もう帰るんですか?」
「えぇ、短い時間だったけれど楽しかった、ありがとう」
荷物を持ち、快斗くんに連れられて玄関に行く。
青子ちゃんも見送ってくれるようで。
玄関のドアを開けると綺麗なスーツに身を包んだ零が居て。
降谷「遅くなって悪いな」
「.....怪我は?」
降谷「ない、もう全部済んだよ
快斗くんも悪かったね」
零は私の荷物を持つ。
私は靴を履き、零の所に行く。
快斗「例の件、お願いしますよ?」
降谷「此方で手を回しておくよ。」
青子「Aさん、またお会い出来ますか?」
そう言う青子ちゃんに私は微笑みかける。
「いつかまた会えるよ
楽しい時間をありがとう。
快斗くんも、巻き込んじゃってごめんね。」
零は行こう、と言い手を引いてくれる。
私は二人に手を振り、RX-7に乗り込む。
零は車を出し、私は静かに零を見た。
夜の東都は本当に静かで。
「.....無事でよかった」
降谷「危険な目に合わせて悪かった」
私は首を横に振る。
「危険な目にあっても、必ずどうにかしてくれると思っていた。」
降谷「.....幹部も全員捕まえた。
あとは残党だけだ。
それまでまだ危険だが、これからも俺と一緒にいてくれるか?」
零も思い詰めていたのだろう。
「.....当たり前でしょ。
零と居なかったら誰と張り合えばいいのよ、」
私は小さく笑い、零を見る。
零も笑ってくれて。
どれだけ張り合っても、それが私達なのだろう。
これからどんなことがあっても私は彼と生涯を共にする。
犬猿の仲であっても。
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Fin.
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shibuyu(プロフ) - まさかそう来るとは…風見さぁん!許してやってくれ! (2019年7月21日 16時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 28話に誤字がありました。「専業主婦に鳴っても」ではなく、「専業主婦になっても」です。 (2019年7月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 結婚…すごいです!でも、どうせ結婚するなら式あげてほしいなぁー (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 26話に誤字がありました。「し事」ではなく、「仕事」です。 (2019年7月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 明里香さん» 教えていただきありがとうございます! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年7月3日 21時