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降谷を部屋に入れ、私は寝室や脱衣所の扉を閉める。
汚くはないが見せるようなものでもない。
リビングに行き、電気を付ける。
まだ綺麗な方か。
私は鞄をいつもの場所に置き、キッチンで手を洗った。
降谷は興味深そうに写真縦を見ていて。
「何勝手に見てんの。
座ってなさいよ」
降谷「別にいいかなって。」
「珈琲でいい?」
降谷「なんでも」
私は棚から珈琲を取り出してお湯を沸かす。
その間にアクセサリー類を外し、机に置く。
ジャケットを脱いでハンガーにかけるとお湯が沸けて。
ポットを持って珈琲を入れる。
私は珈琲が飲めないため紅茶を入れる。
その二つを持ってダイニングテーブルに置くと降谷は珈琲の置いた方に座って。
私も向かい側に座り、降谷を見る。
「で?」
降谷「.....お前、口硬い方だったよな」
「まぁ人並み以上には。」
降谷はジッと此方を見ていて。
話そうか迷っている目。
「.....話せないならそれでいい。
別に聞き出すつもりもないわ。
警察の方に進むとは聞いていたからね。
でも連絡を寄越さないのは別の話。
あんたもそうだけど諸伏くんだって」
降谷「あぁ.....そうか、知らないのか。
諸伏はもう死んだ。」
は?
私はその言葉に驚きを隠せなかった。
「どういう事?諸伏くんが、なんで.....」
降谷「殉職、だった。その話も含めて俺と諸伏が進んだ仕事に着いて話す。」
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shibuyu(プロフ) - まさかそう来るとは…風見さぁん!許してやってくれ! (2019年7月21日 16時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 28話に誤字がありました。「専業主婦に鳴っても」ではなく、「専業主婦になっても」です。 (2019年7月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 結婚…すごいです!でも、どうせ結婚するなら式あげてほしいなぁー (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 26話に誤字がありました。「し事」ではなく、「仕事」です。 (2019年7月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 明里香さん» 教えていただきありがとうございます! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年7月3日 21時