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私はその資料を手に取り見る。
先月の決算報告書。
「決算報告書を作り上げたのは確かに私ですが、このようなことはしていません。」
巡査「嘘ついてもわかる事なんだぞ!」
「パソコンを調べれば分かることでしょう。
出来上がった報告書は社内回線から飛ばして部長に送ります。
書き換えたのならパソコンにそのデータが残っているはずですよ。」
私が論破するからか公安警察の人達は言葉を詰まらせて。
降谷「心配しなくてもよかったかもな、」
風見「!何故ここに?!」
振り返ると壁に寄りかかって居る零がいて。
「助けてくれるって言ったのはどこの誰よ。」
降谷「A程の頭があるのなら風見ぐらい論破できるだろうと思ってな。」
零は私の肩に手を置いて。
風見「降谷さん、お知り合いで.....?」
降谷「あぁ、俺の彼女だ。
小中高と俺と競い合っている仲だからお前らでは全て論破されるぞ」
私は腕を組み零を見る。
「競い合っているって言ってもあんたがずっと勝ってたじゃないの。」
零はフッと鼻で笑い、頭の上に手を置いてくる。
風見「ふ、降谷さんの彼女.....」
降谷「何か文句があるのか?」
風見「いえ、特には.....」
この様子を見ていると改めて零は凄いんだな、と思えた。
「零、多分上層部の手助けをしていたのは部長よ。
公安警察が入ってきた時に一番に反応していたのは部長だった。
一番に部長のパソコンを調べた方が早いわよ
部長の立場なら書き換えることだって簡単なはず。」
降谷「分かった。
風見、そういう事だから部長のパソコンから調べろ。」
風見「ですが降谷さん、言われるがままでいいんですか!」
零はジロッと眼鏡の人を見る。
降谷「言っただろう、
此奴は俺と競い合う仲だと。
それに嘘を着くようなやつじゃないと俺が一番分かっている。」
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shibuyu(プロフ) - まさかそう来るとは…風見さぁん!許してやってくれ! (2019年7月21日 16時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 28話に誤字がありました。「専業主婦に鳴っても」ではなく、「専業主婦になっても」です。 (2019年7月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 結婚…すごいです!でも、どうせ結婚するなら式あげてほしいなぁー (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 26話に誤字がありました。「し事」ではなく、「仕事」です。 (2019年7月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 明里香さん» 教えていただきありがとうございます! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年7月3日 21時