２８ ページ28
.
家に帰ると降谷さんがベッドの上で寝ていて。
テーブルの上には資料が散らかっている。
私はそれを手にし、片付ける。
資料を見ても分からないだろうと思っていたが、殆ど分かって。
私は開いているパソコンの前に座り、資料を見ながら打ち込んだ。
ただ無意識に。
数時間か経つと寝室から出てくる降谷さん。
降谷｢なにして.....｣
｢す、すみません.....｣
私はパッと椅子から立ち、パソコンから離れる。
降谷さんは直ぐにパソコンを見て。
降谷｢.....仕事、やってくれたのか？｣
｢し、資料を片付けようとしてたら、だいたい分かってしまって.....｣
降谷さんははぁ.....と溜息をつき、パソコンを閉じる。
パソコン、触っちゃダメだったかな。
降谷｢やってくれるのは有難い。
けどAは.....｣
｢私は？｣
降谷さんはそこで口を閉ざしてしまう。
やっぱり迷惑だったのだろう。
気まずい雰囲気が部屋を漂う。
私は逃げ出したくなり、机にあったスマホを持って家から出ようと玄関に行く。
降谷｢おい、どこに行くんだ！｣
靴を履き、外に出ようとすると降谷さんに腕を掴まれた。
｢離してください｣
降谷｢もう夜遅い、
外に出たら危ないだろ｣
｢.....そんなに
そんなに優しくしないでくださいよ！！
私は！
私は貴方が知っている徳田Aじゃない！！｣
私は涙を溜めてそう言う。
降谷さんは驚いていて。
｢色々な所に行ってもらったのに思い出せないし、
気の利いた事出来ないし、
ただ貴方を追い込んでいるだけなのに.....！！｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1799人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷぅ(プロフ) - えぇ、ヒロインが死なないと零さんが殺されちゃうなんてめっちゃヤバい状況じゃん��( °口° )!?2人には幸せななって欲しいって思ってたのに、続きがめっちゃ気になる(´Д｀) (2019年5月22日 14時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - はじめまして！更新を楽しみにしています！続きが気になる〜！ (2019年5月16日 14時) (レス) id: 4db8f557b5 (このIDを非表示/違反報告)
優菜(プロフ) - はじめまして！小説とても面白いです(^^)これからも更新頑張ってください(^^) (2019年5月16日 9時) (レス) id: 2af0ed23ae (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - rura1225さん» 教えていただきありがとうございます！ (2019年5月16日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 和美/美香さん» ありがとうございます！ (2019年5月16日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2019年5月13日 23時
