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好きな奴。
確かにサボはそう言った。
私は驚きで目を見開く。
ｻﾎﾞ｢いや、何か言ってくれよ。｣
｢いや、だって.....｣
急にそんな事を言うから。
サボにそんな事を言われるとは思っても見なかった。
ｻﾎﾞ｢俺、Aと会った時から好きだったんだ。
俺と同い年の女が、大柄の男に勝ってるのを見て衝撃的でさ。｣
サボの記憶の中では、此処で会ったことしか覚えていない。
その事を分かっていながらも急に寂しくなった。
ｻﾎﾞ｢なぁ、俺じゃダメか？｣
サボの告白は嬉しい。
だが私は兄弟としか、同僚としか見れていない。
｢私さ、
昔盃を交わしたきょうだいがいるんだ。
そこにはもちろんルフィが居て、あと二人兄弟が居るの。
一人は少し前に久々に会ったの。｣
ｻﾎﾞ｢4人兄弟ってことか？｣
｢そう｣
名前を出さないように、
サボに刺激を与えないように。
｢もう一人はね、手が届きそうなのに届かない距離に居るの。
私はその子の帰りを待ってる。｣
サボの目をジッと見る。
手を伸ばせば直ぐに届くのに、記憶を取り戻していないから届かない。
記憶が戻るのを私は待っている。
そういう意味。
ｻﾎﾞ｢そいつの事が、好きなんだな｣
｢好きっていうか、まぁそうだね。
私が傍に居ないとって思うんだ。｣
そうしないと昔のようにまた何処かに連れていかれそうだから。
｢ねぇ、
早く.....｣
記憶を取り戻してよ
私は途中で止め、サボの部屋を後にする。
これ以上、彼の部屋に居たら私は
何を言うか分からない。
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夜叉夜叉(プロフ) - すごく面白くて大好きです！パスワード教えてくれませんか？ (2019年3月26日 17時) (
レス) id: 73edff1dca (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - すっごい面白くて好きです！パスワード教えていただけませんか？続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月26日 17時) (レス) id: 2c87e3863d (このIDを非表示/違反報告)
零 - すっごい面白くて好きです！パスワード教えていただけませんか？続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年3月26日 17時) (レス) id: 2c87e3863d (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - この作品大好きです！めっちゃ続き気になります！パスワード教えてもらえませんか？ (2019年3月26日 16時) (レス) id: a998d0df73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2019年3月11日 7時
