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それから数年の月日が流れた。
(コナンくんと哀ちゃんは戻っていません)
薬指には銀の指輪が輝いている。
FBIからの連絡で組織は壊滅。
私も情報屋をしなくなった。
コツコツッと歩き、私は脚を止める。
カランカランッとお店のドアを開けると、懐かしい店内が。
梓「いらっしゃいま.....へ?」
「ハムサンドとオレンジジュースお願いしますね、梓さん」
私はそう言い、ボックス席に座る。
もうすぐみんなが来るはずだ。
私はニコニコしながら座っていると、カランカランッとドアが開いた。
歩美「A、お姉さん.....?」
大きくなったみんな。
「久しぶり、みんな」
子供たちと一緒に、毛利さんと阿笠博士も驚いて。
蘭ちゃんやコナンくん、哀ちゃんは驚きと共に笑っていた。
コナン「帰ってくるなら連絡ぐらいくれればいいのに。」
「だから入れたでしょ?
今日、この時間ここでって。」
蘭「Aさん、あの、安室さんは....」
零は組織の仕事が終わったから、ポアロでは働いていないのだろう。
「大丈夫」
大人びた蘭ちゃんにそう笑いかけると、カランカランッとドアが開いた。
降谷「A.....?」
「ただいま」
私はそう零に笑いかけると、抱きついてきた。
少し笑いながら私も手を背中に回す。
降谷「連絡ぐらい入れろ、バカ」
「驚かせたくて」
名前を呼ばないように気をつけながら私は対応する。
零が離れ、私の顔を見る。
降谷「おかえり」
「!!
ただいま」
それが合図だと言わんばかりに、お互い顔を近ずけキスをした。
今まで会えていなかった、
いや
高校から今までの長い長い年月を埋めるように。
Fin.
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明里香(プロフ) - 16話に誤字がありました。「気の抜きた」ではなく、「気の抜けた」です。 (2018年10月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
蘿娜(プロフ) - とても楽しく,心が暖かくなりました。 (2018年10月23日 0時) (レス) id: 40bd535962 (このIDを非表示/違反報告)
名乗るほどのものである(プロフ) - 凄く面白いですね。 (2018年9月15日 20時) (レス) id: 579cc6e1a8 (このIDを非表示/違反報告)
慶花(プロフ) - 完結おめでとうございます。ちゅき。 (2018年8月21日 18時) (レス) id: dcae336c8e (このIDを非表示/違反報告)
メアリエナ(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しく読ませていただきました。終わりかたすごく好きです!コナンくんと哀ちゃんは戻らないんですね(笑)これからも頑張ってください。 (2018年8月18日 19時) (レス) id: 1d139961bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2018年8月2日 16時