元カノがアメリカから帰ってきた。【降谷零】

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おかしい。



絶対におかしい。



部下｢何がおかしいんです？｣



月曜日の昼前。



パソコンを見ながら私は頭を抱えていた。



部下｢何か間違えでもあったんですか？｣



そう部下の子はパソコンを覗き込んでくるが、資料がおかしいのではない。



｢いや、仕事の事じゃないんだけどさ.....｣



ここ数日、誰かに後を着けられてる様な気がするんだよね_____




私のその言葉にカタンっと持っていたお盆を落とす、部下の子。


通称、なむたん。


名村 楽(なむら らく / たの)


だ。


名村｢それって、ストーカーじゃ.....？｣


｢やっぱりそう思う？

でもね、写真撮られたような気配はないしねぇ。｣


別に怖くもないし。


と言うと、肩を掴まれる。


名村｢何かあってからじゃダメです！！
探偵雇いましょう！！｣



｢.....は？｣


名村｢米花町にはあの、眠りの小五郎が居るんですよ？
何かあってからじゃ遅いので、夕方行きますよ、夕方！！｣



そうなむたんは席へと戻って行った。



え〜.....



探偵かぁ。



面倒だな。



依頼料も高いだろうし？



でもあぁなったなむたんは止められないって、同期の子が言ってたっけ。



そう思いながら私は仕事に戻る。



眠りの小五郎か.....。



どんな人なんだろ。

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