２. トリプルフェイスの彼女は暗殺教室出身でした

５６ ページ6

.

E組 side


数ヶ月前からAからの連絡が途切れた。


律に聞いても、仕事が忙しい、とだけ。


久々に校舎の清掃でみんなが集まっていた。


その時にやはりAの話に。


磯貝｢木村は何か知らないのか？｣



木村｢部署が違うから何とも言えないなぁ。
でも公安は今結構バタバタしているみたいだぞ｣



連絡のつかないAが心配だ。


みんな気持ちは同じで。



中村｢カルマは？

聞いてないの？｣


赤羽｢俺も連絡がつかないからね。
家に行っても居ないし。｣



村松｢死んで、ないよな？｣



茅野｢辞めてよ、Aが死ぬわけなんて.....｣



連絡がつかないからかAが生きているかすら、分からなくなってきた。



何か分かれば連絡する、と言っていた彼女から連絡が来ないのだから。




片岡｢やっぱり私達も柳沢の事、調べた方が.....｣




倉橋｢で、でもAが危険だって.....｣



寺坂｢少なくとも何かがあったから連絡が取れてないんだろ？
もう少しして連絡がつかなかったら俺らが動けばいいじゃねぇかよ｣




その意見で纏まったが、心做しかみんな不安を抱いていた。



それは口止めをされている律も一緒で。


話せない辛さが律には心に染みた。



渚｢僕明日、安室さんの所に行ってくるよ｣



安室のところに行けばなにかわかると思ったのか、そう渚が言った。


赤羽｢待って、俺も行く。｣



前原｢俺も行くよ。｣


そう日にちが空いていた数人で行くことになった。




そんな今日は金曜日のお昼だった。

５７→←５５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す