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降谷さんの背中に手を回して、泣いた。
降谷さんはその間頭をずっと撫でていてくれて。
「すみま、せん」
私はそう言い、降谷さんから離れる。
降谷さんは少し笑って私の涙を拭いた。
降谷「折角の美人が台無しだぞ」
「び?!」
私はそう顔を染める。
あ、ハニートラップかな。
なんて思うが。
降谷「こんな時に言う話じゃないかもしれない。
俺はAが好きだ。
ハニートラップとかじゃなく、
一人の男として。」
その降谷さんの急な告白に私は一歩後に下がる。
「は、ははっ。
降谷さんはご冗談がお上手で」
私はそうスルーをしようとすると、また壁に詰め寄られる。
そして今度は胸ぐらを掴まれたのではなく、壁ドンをされる。
降谷「俺は至って本気だが?」
黒い笑顔の降谷さん。
私はツーッと冷や汗をかく。
降谷「まぁ返事は今度でいい。
みんなに口止めをしておけ。
仕事だ」
「はい」
私はそう言い、部署に戻る降谷さんのあとを追った。
烏間先生に話さないとなぁ。
そう思いながら。
部署に入る。
みんなもう仕事を始めていて。
「さっきの話のことなんだけど、」
そう声を出すと、みんなこちらを向いて。
私は頭を下げる。
「お願い、誰にも話さないで」
その私の行動に部下に焦られた。
頭を下げたからだろう。
風見「か、顔を上げてくださいよ。
Aさん。
ここには話すやつなんて居ませんよ。
話したら公安としてクビにしていいでしょう。
口が軽いヤツは仕事が出来ませんし」
と風見がそう言う。
確かにそうだが。
降谷「まぁ、誰かに漏らせば即クビ。って事な。
Aは顔を上げて仕事だ。」
「っ、はい!」
私はそう言い、自分の席についた。
殺せんせー、
なんだか肩の荷が降りたよ。
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偽名探偵 - 降谷、、、キャラちゃうね。けどええな (2月27日 18時) (レス) @page45 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
龍鳳(プロフ) - 本家でコラボってほしいw (2018年7月21日 19時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 美香さん» 頑張りますね!ありがとうございます!どっち選ぶんでしょうね〜笑 (2018年6月3日 23時) (レス) id: d83be1ad0a (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - クロさん» ありがとうございます! (2018年6月3日 23時) (レス) id: d83be1ad0a (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ルピナスさん» いえいえ!こちらこそありがとうございます! (2018年6月3日 23時) (レス) id: d83be1ad0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2018年5月22日 20時