. 不良からバレー部のマネージャーになりました。４

１６０ ホワイトデー編 ページ10

. 及川 side .


今日はホワイトデー


小学生の頃はお母ちゃんとお返しを買いに行ったりしていた。


でももう高校生。


岩ちゃんがどうするかは知らないけど、前々からAにデートの誘いをしていて。


久々の私服デート。


いつも制服とか、ジャージとか。


そんなのばっかだったから、楽しみすぎて服選びに時間がかかった。


Aにお返しのプレゼントも持って、家まで迎えに行って。


インターホンを鳴らすと、玄関で待っていたのか直ぐに出てきたA


｢おはよ｣


及川｢おはよ〜

私服でも可愛い｣


｢ありがと

徹ちゃんの私服久々に見たかも｣


及川｢そうだっけ？｣


東京に居たからか、とてもオシャレになっているA。


こっちにいた時はTシャツに半パンとかだったもんな。


｢今日どこに行くの？｣


及川｢最近できたショッピングモールとかどうかなって思ってるんだけど｣


｢いいね、新しいジャージ欲しいかも｣


及川｢部活休みなのにこんな時まで部活？｣


なんて笑う。


駅のバスターミナルからショッピングモール行きがあるため、駅まで歩いて向かう。


及川｢水族館とか遊園地の方が良かった？
女の子ってそんなところ好きじゃない？｣


｢好きだけど買い物とかの方が好きかな〜

なんならバイクの展示会とかの方が興味ある｣


及川｢それはそれでどうなのさ｣


｢あはは、冗談だって
別に徹ちゃんとだったらどこに行っても楽しいから気にしないよ｣


及川｢あーもう可愛いなぁ！｣


手を繋ごうとすると、Aから繋いできて。


｢せっかくのデートだし、ね？｣


及川｢ほんと可愛すぎない？俺の彼女｣


｢はは、それはどーも｣


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