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男「灰谷さん!」


なぜ、こうなったのだろうか。


ただ体育館の床に座って舞台を眺めていただけなのに。


目の前には3人の男が頭を下げて私の方に手を差し出していて。


男「俺と付き合ってください!」


男「いや俺の方が幸せにできます!」


男「いやいや!俺が一番笑顔にさせて幸せにします!」


3人とも先輩だ。


生徒会『おおーっと、烏野一と言っても過言では無いモテモテな灰谷Aさん!

体育祭ではバレーボール日本代表の娘さんだと知られたが、その人気者は誰の手に!!』


未成年の主張が終わり、告白大会となったため体育館から出ようと友達に言おうとした途端、一人の男に呼ばれ、


ちょっと待ったー!!!と2回あった。


今じゃ友達もいない舞台の上。


面白がってる生徒会に連れてこられた。


「ごめんなさい」


私は頭を下げて普通に断る。


生徒会『やはり条件が厳しいと噂の彼女は誰の手も取らない!!

ちなみにどんな人がタイプですか?』


生徒会の子がマイクを向けてきた。


「幼馴染みで私の初恋で。

他校でバレー部の主将してて、

どれだけ可愛い女の子がいても、私以外に一度も可愛いって言ったことがない、そんな人です」


生徒会『おぉーっとこれは具体的だ!

もしやお相手が?』


「隠してるつもりはないんですけどね。
先輩の所までは話が回っていないようで。


彼氏、いますよ。
もちろんもう将来も決めてるようなね」


ヘラりと笑うと、一人の先輩が口を開いて。


男「でも所詮は学生の恋愛、

将来決めていたとしてもいつかは別れるんじゃ、」


「あはは、確かにそうかもしれないですね。

でもね私も彼氏も、この人以外居ないって思ってるんです。
私の事何も知らずに顔を見て惚れて、告ってくる人の方がよっぽど続かない。

逆に聞きますけど私のどこに惚れたんですか?」


男「それは女の子らしい仕草とか、
友達と楽しそうにしてるところとか、
部活頑張ってるところとか、」


「確かに部活頑張ってるし、友達と過ごす毎日も楽しい。

でも私は女の子らしい仕草なんかからかけ離れてる。
私の事、何も知らないから可愛い灰谷Aで止まってる。」


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あう - 岩ちゃんwwwwwお返したい焼きなのは逆にセンスしかないやんwww (3月15日 6時) (レス) @page11 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» 続編です〜! (3月11日 13時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 続編きましたぁぁぁぁぁぁぁ!!!山田さん、、、色々あるんやねぇ、、、。犬岡安定でかわいい❤︎ (3月8日 6時) (レス) @page5 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美海 | 作成日時:2024年3月8日 0時

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