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｢私、一つ一つ丁寧にトスを上げる山田さんのプレーが好きだったよ。
選手の打ちやすいトスを見極めて、その日の調子で声掛けして。
副部長もそう。エースとして他のスパイカー引っ張って、時には部長の山田さん支えて。
3枚ブロックだったとしても相手コート見て打ち分けていた冷静さ。
みんな、それぞれちゃんと考えてプレーをしてた。
そんな山田さんを見て森然の監督さんはスポーツ推薦を送ったんじゃないの？
あの最後の試合も見られてたとしても、
一つ一つ丁寧な山田さんのセッターとしての実力が欲しいと思ったから。｣
私はジッと山田さんを見てから、フッと笑った。
｢中学の時は満足に試合させてあげれなくてごめん。
でもお互い卒業してもう高校生。
新しい場所で、新しい仲間がいる。
忘れることは出来ないかもしれないけど、もう前に進もうよ｣
ちょっと偉そうすぎたかな、と思ったが山田さんは何も言わずに体を反転させて。
先輩｢山田？｣
山田｢すみません、先輩。戻りましょう｣
先輩｢もう、いいの？｣
チラリと私を見てくる山田さんの先輩。
山田｢何言っても灰谷には言い負かされそうなんで
それに戻って練習したくなりました
トス練付き合ってください｣
先輩｢うん、わかった｣
｢ねぇ、山田さん｣
山田｢な、なによ｣
｢携帯持ってる？
連絡先交換しようよ｣
私はポケットからスマホを取り出す。
徹ちゃんとのツーショットのロック画面にパスコードを打ち込む。
｢スマホ？まだガラケー？｣
山田｢す、スマホ｣
｢おっけー、｣
淡々と連絡先を交換するためにアプリを開いて。
山田｢なんで急に連絡先なんか｣
｢喧嘩してた訳でもないし、ただ気まづかったってだけじゃん。
不満まだ出てくるんだったら電話でも良いし話聞くしさ。
私中学の時の友達犬ちゃんしか居ないんだよね〜
山田さん、栄養学とかも独学で勉強してたから話聞きたいし。
ダメだった？｣
山田｢........やっぱりあんたって変わってる｣
｢よく言われる〜｣
連絡先も交換し終わり、山田さんと山田さんの先輩を見送る。
姿が見えなくなったところで私は体育館に戻り、それぞれの高校の監督に頭を下げて回った。
仕方がないことだから、と言われたが練習を止めたのには違いないし。
笹川｢山田が悪かったな
大丈夫だったか？｣
森然高校の監督とコーチ。
普段は学校の先生だから山田さんのことも知っているのだろう。
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あう - 岩ちゃんｗｗｗｗｗお返したい焼きなのは逆にセンスしかないやんｗｗｗ (3月15日 6時) (
レス) @page11 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» 続編です〜！ (3月11日 13時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 続編きましたぁぁぁぁぁぁぁ！！！山田さん、、、色々あるんやねぇ、、、。犬岡安定でかわいい❤︎ (3月8日 6時) (レス) @page5 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2024年3月8日 0時
