161 ホワイトデー編 ページ11
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徹ちゃんとショッピングモールに来て、気になったお店など見させてもらって。
私が服を見ている時は買った物をもってくれて。
徹ちゃんが見る時は私が持ったりして。
及川「ほんと、フードコートでごめん」
お昼を食べるのに、レストランに行こうとしたが、ちょうどピークと重なってフードコートに。
「何回言うのよ、いいって」
レストランとかの方が良かったよね?!と徹ちゃんは先程から落ち込んでいる。
別に奢ってほしいとかもないし、オシャレなレストランとかもいつかは行きたいけど今は別にいい。
「学生なんだから、学生の時にしか出来ないデートしよ?」
及川「でもさぁ......」
「オシャレなレストランは大人になってから一緒に行こ?」
及川「うん.......」
あんまり満足そうでない徹ちゃん。
及川「あ、」
「なに?」
オムライスを口に入れようとしていると、徹ちゃんは思い出したかのように声を上げて。
及川「これ」
カバンから出してきたのは小さな紙袋。
及川「ホワイトデーのお返し」
「え!ありがとう」
このデートがお返しだと思ってた、なんてことは口には出さない。
貴重な休みの一日。
私はそれだけで十分だったのに。
紙袋を受け取って徹ちゃんを見る。
「開けていい?」
及川「うん
Aのお友達みたいにそんな高いものじゃないけど」
「周りがおかしいだけだから」
リボンを解き、箱を開けるとスワロフスキーの着いたネックレス。
及川「あんまり水に濡れるのはダメらしいけど、普段使いできるって
それぐらいだったら制服の時でも隠れるだろうし........」
「ありがとう
徹ちゃんがアルゼンチン行ってもこれがあれば寂しくないね」
及川「そう!それが言いたかった!」
「だと思った
つけていい?」
及川「うん、つけて」
慣れた手つきで金具を外して、首の後ろでまた金具を止める。
「どう?」
今日はデコルテが開いた服。
アウターは室内だから脱いでいるし、ネックレスがよく見えるだろう。
及川「うん、似合ってる
やっぱりAにピッタリ」
「ありがとう、徹ちゃん
大切にするね」
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及川「岩ちゃんAにお返し何あげたの?」
岩泉「あ?たい焼き1週間分」
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あう - 岩ちゃんwwwwwお返したい焼きなのは逆にセンスしかないやんwww (3月15日 6時) (レス) @page11 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - あうさん» 続編です〜! (3月11日 13時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
あう - 続編きましたぁぁぁぁぁぁぁ!!!山田さん、、、色々あるんやねぇ、、、。犬岡安定でかわいい❤︎ (3月8日 6時) (レス) @page5 id: 572a68fa30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2024年3月8日 0時